海外ドラマやお気に入り俳優への愛を綴ったブログ

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レボリューション打ち切り、ってそれはないでしょ!
嫌な予感がしていたのですが、やはり『レボリューション』はシーズン2で打ち切りとなりました。
思いきり「続く」といった感じで終わっていたのに、ほんとにもういい加減にして欲しい。
シーズン2=ファイナルとなっていたのに、シーズン後半になっても終着点が見えず、それどころかどんどん話が膨らんでいってどうやって収拾させるのかと思っていたのですが、嫌な予感は当たった。
シーズン2になってから話にキレがなく、「愛国者」との戦いもいまいち盛り上がりに欠けましたが、ナノマシンが引き起こすX-filesのような現象は結構面白く、彼らが今後どのようにコミットしてくるか興味があったのに本当に残念です。

視聴者にしたら、何か新番組が始まるたびにもしかしたらこのドラマも途中で打ち切りになるかもしれないとか考えて観ているわけでもなく、ひたすら結末を楽しみにしているのだからいい加減、視聴者を置いてけぼりにするようなやり方は改めて欲しいものです。どうしても打ち切りせざるを得ないというのならせめて2時間の特番でも組んで完結させて欲しい。
今は視聴率がふるわなくてもマーケットは世界中にあり、ソフトで稼ぐ事もできるでしょうに。
果たしてアメリカのファンは抗議しないのでしょうか?
日本なら視聴率が良くても悪くても1クールで終わるので安心感がありますが、反面、出来のいいドラマの場合、10話くらいで終わるので物足りなさがありますね。
視聴率がいいものは「家政婦は見た」のように2時間のシリーズものになっていますが。
『ウォーキング・デッド』『デクスター』のようにケーブルTVのドラマならあまり視聴率を気にしないで済むし、規制がないので面白いものが作れますね。
何か新作がが始まったら、それがケーブル用のドラマかどうかを確認して観賞すればいいのでしょうが、やはりプロットを見て面白そうだと思えば観てしまうんですよね。

せめて、「アンダー・ザ・ドーム」は打ち切りにならないことを願います。
とりあえずシーズン3は放映が決定したようですが、もし途中で打ち切りになったら、原作読んでお茶を濁すしかないですね。

残念! 『レボリューション打ち切りに、ジョン・ファヴローが心境を語る

http://dramanavi.net/news/2014/05/post-2823.php

ジョン・ファヴロー先日、残念ながら打ち切りが決まった『レボリューション』。J・J・エイブラムスと、『スーパーナチュラル』のエリック・クリプキがタッグを組んだアクションドラマとして注目された本シリーズは、『アイアンマン』『アイアンマン2』『カウボーイ & エイリアン』などを手がけたジョン・ファヴローが、パイロットの監督および製作として参加していることでも話題を呼んでいた。

全世界が突然、停電してしまうミステリーと、電気を失った世界で生き残って行く人間たちの闘いを描いた本シリーズ。更新に望みをかけていたが、残念ながら低迷する視聴率に希望の灯火は消えてしまった。突然、シリーズが打ち切られたことに対し、ジョン・ファヴローが自身のFacebookページで心のうちをコメント。英Digital Spyなどが伝えている。

「番組が打ち切られるのは、ご想像どおり、とうてい笑えることじゃない。長い間、自分の全世界だったプロジェクトがあまりにも突然終わってしまうんだ」とファブロー。

そしてショーランナーのエリック・クリプキの言葉を伝えた。「エリックに番組のファンに何か伝えたいことがあるか聞いたんだ。彼はただ、"(打ち切りになったことには)ガッカリしているが、今まで番組を支えてれたファンにはこの上なく感謝している"と言っていたよ」。

さらにファブローは、仲間とファンへの感謝の気持ちを続けている。「すべてのコメントやツイートに応えることはできないけど、僕を含め、エリックも、そして僕ら『レボリューション』ファミリーは、みんなのサポートに心から感謝している。楽しい仕事だった。非常に才能のある、そして最高のドラマを届けるために献身的に働く仕事熱心な仲間に囲まれて仕事できたことは、喜び以外の何ものでもなかった。このドラマを観てくれて、応援してくれたすべての方々にありがとうと言いたい。心から感謝している」

残念ながらシーズン2で幕を閉じることになった『レボリューション』。今年はJ・J・エイブラムス印のドラマが軒並み黒星を喫する、苦しい年となった。残るは『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』のみ。改めてアメリカ・ドラマ界の生き残り合戦が厳しいものだということがわかる。(海外ドラマNAVI)
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Breaking Bad ~ Season2 感想 
シーズン1までは、癌に冒された高校教師が、家族に金を残すため、科学の知識を活かして麻薬製造に踏み込むが、慣れない仕事の為に右往左往するといった内容で、実はほんのさわりに過ぎなかった事が回が進むにつれ明らかになってきます。

大量のメタンフェタミン(メス)精製を試みるウォルターは、その製品をさばく相手として、ギャングのトゥコを選ぶが、これがとんでもない冷酷な男でウォルターとジェシーはトゥコによってさらわれてしまい、メスをメキシコで精製・販売することを提案されるが、そこにギャング殺害事件の容疑者としてトゥコに行き着いたハンクが現れ、銃撃戦のどさくさでウォルターとジェシーは辛くも逃げ出す。

一応、ストーリーは続いているのですが、一話完結的な話も結構あります。砂漠でメスを製造している時にバッテリーが切れ、何とかそこを脱出するまでのエピソードがどこかユーモラスで面白かったです。
日本なら同じ状況に陥っても、山の奥でもない限り、車が通るし、一日歩けば、家屋に出てバッテリーを調達できますからね。
もっとも、不法な事をしているわけだから下手に助けを呼ぶわけにもいかないけど、助けに行った間抜けな仲間も途中で迷ってしまい、緊張感は否が応でも増すわけです。
最悪の状況にかれた二人ですが、何とか自力でバッテリーを直すことに成功し、街に戻ることができますが、これだけ大きな犯罪をするわけだから、もう少し用意周到に計画を立てられないものかと突っ込みまくり。

そんなわけでウォルターは弁護士ソウルを顧問弁護士とし、資金洗浄などのアドバイスを受けるわけですが、弁護士は善悪で働くわけではなく、あくまでクライアントの利益の為に動いているのがよくわかります。
いかがわしいが、頭の回転が早く裏社会に精通しているソウル弁護士を雇うことで、法律上の様々な問題をクリアしていきますが、それがかえってウォルターを犯罪社会の深みへと引き込んでいく事になるのが興味深いですね。

トゥコの件で懲りたウォルターは、ソウルのアドバイスで大物の元締めと直接取引をする事となる。
表向きはフライドチキン専門のファーストフード店やクリーニング工場などを経営するグスタヴォ・”ガス”・フリングがテキサスを統括する大物の元締めですが、実際、こういう人多いんでしょうかね。日本でも芸能事務所経営のヤクザとかあるそうですし。

一方、親から完全に勘当され、新しい住居に引っ越したジェシーは、大家の娘ジェーンに好意を寄せるが、彼女は薬物中毒のリハビリ中だった。
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、いつの間にか二人仲良く、トリップへ。
ウォルターは『薬を作る者、売る立場の者は薬に溺れるものではない』というウォルターの忠告は無視。
いつの間にやら、綺麗だった部屋はヤク中特有の荒れた部屋に。
あろうことか、ジェーンは家出の資金を得るため、ウォルターに脅迫電話をかけ、ジェシーの分け前を要求する。

バカは死ななきゃ治らない。
ジェシーとジェーンが分け前の金でやり直そうと決心した口の根も乾かぬうちに、最後の一服のつもりで思いきりラリった夜、過剰摂取で吐物が気道を閉塞し、ジェーンが死亡。
実は様子を見に来たウォルターはその場にいて、助けようと思えばできたが、あえて彼女を見殺しにしえしまう。
ヤクで死ぬのはこんなバカな連中ばかりで、ウォルターにしたらこういうバカが薬物中毒で死んでも自業自得、死にたくなければ手を出さなければ済むこと、自分は別に強制しているわけではない、需要があるから供給しているだけ。と思ってるんだろうな。
ウォルターは麻薬などを作っている悪い奴なわけでですが、妙に感情移入してしまい、応援してしまうから不思議でジェーンが死んだとき、ホッとしてしまうんですよね。
ジェーンなどはどうでもいいのですが、父親が気の毒。悪いことは重なるもので娘の死のショックで、管制官の仕事をミスし、上空で飛行機が衝突し、その破片がウォルターのプールに落ちてくる。

悲惨なのにどこかユーモラスなところがあり、視聴者はウォルターとジェシーの人となりを知っているので、ヤバい状況になったらつい応援してしまい、危機を脱すると思わずホッとしてしまうんですよね。
ただ、ハンクの視点になればまた違うんでしょうね。




ドラマ『ハンニバル Season1』
『ウォーキング・デッド Season5』の残りのエピソードの感想を中断してましたが、それは『ハンニバル』のテレビ版と年末年始に一挙放送された『Breaking Bad』観賞に忙殺されていたからです。
ハンニバル・レクター役はアンソニー・ホプキンスのイメージが強過ぎましたが、ホプキンスほどではないにしろ、不思議なムードを醸し出すなかなかいい俳優です。
北欧の俳優で『偽りなき者』では、児童虐待の濡れ衣を着せられる真逆の役を演じてましたが、変われば変わるものですね。
本作は、レクターの誕生秘話を描く「ハンニバル・ライジング」から、レクターがFBI捜査官ウィル・グレアムに逮捕される「レッド・ドラゴン」までの空白の期間を埋める、オリジナルストーリーですが、1話でいきなりウィルが殺害現場で殺人鬼の行動を再現するところから始まって度肝を抜かれました。

かつてFBI特別捜査官だったウィル・グレアムは、あらゆる犯人に共感し、その動機や犯行当時の感情を再現できる「純粋な共感」という能力を持っていた。
しかし、この能力はウィル本人の精神に多大なるストレスをもたらすもので、ウィルは捜査官としての立場を辞し、FBIアカデミーの講師として日々を送っていた。
ある時、ミネソタ州に於いて、若い女性ばかりを狙う連続殺人事件が発生。事件を調査するFBI行動分析課の長ジャック・クロフォードは、このウィルの特殊な能力に着目し、事件解決に向けて彼の特殊な能力を利用することにする。ウィルの友人であり、彼の精神状態を危惧するFBI顧問のアラナ・ブルームはこの起用に反対する。これを受け、ジャックは彼を高名な精神科医ハンニバル・レクターに紹介する。(Wikipediaより抜粋)


クリス・カーターのサイコ・ドラマ『ミレニアム』では、ハンス・ヘンリクセン演じるフランク・ブラックは犯罪者のビジョンがもろに見えるという普通の人間なら有難くない能力を持っていて、それを捜査に生かすわけですが、救いは彼がそのビジョンを客観的に処理し、決して犯罪者に共鳴しないこと。
しかし、ウィルの場合、犯人に共感しすぎて、自分のアイデンティティですら危うくなります。
ドラマは毎回、殺人現場で殺人を再現するシーンが盛り込まれます。眼を閉じ殺害シーンを思い浮かべ、あたかも自分が犯人になったように頭の中で行動して、そのシーンを再現して犯人像に近づきますが、 確かに毎回殺人者の心境になれば頭もおかしくなるというものです。
ウィルは想像力豊かですが、普通の付き合いが苦手なアスペルガー症候群なのだそうです。
しかし、記憶はさだかではありませんが、『レッド・ドラゴン』のウィルはこんなに危うい人間だったのでしょうか。
原作は読んでませんが、原作者のトマス・ハリスが脚本を監修しているので、少なくとも彼の意志がかなり盛り込まれたのでしょう。

そんなウィルを気遣ってジャックは高名な心療学者であるハンニバル・レクター博士をウィルの担当精神科医として推薦するわけですが。
初対面にもかかわらず、レクター博士は一緒に数分いただけでウィルの性格を的確に分析し、図星を指されたことに怒りを感じるウィルだが、次第に優秀なだけでなく、知的で紳士的なレクターに信頼を寄せるようになる。
そこから個人セッションでウィルはレクター博士に対し、心情を吐露するようになるが、レクターは彼の精神科医を務めることで、自分にとって最も危険な人物を見張り、かつ捜査に接触するというメリットがあるわけですが、ウィルの症状にも興味があるらしく、彼自身に好意を抱いているらしい。

マッツ演じるレクター博士は、ダンディで洗練され、知的で物腰もエレガントで料理好き、絵を趣味とし、その腕もなかなか。
誰もそんな彼が残虐なシリアル・キラーとは思わないでしょう。
むしろ、夢遊病者で奇矯な言動で他人を翻弄するウィルの方がはるかに危ない存在に見えてきます。
いくら優秀とはいえ、よくまあこんな人を捜査に参加させたと思うわけですが、そんな二人の交流は緊張感をはらんでいて実にスリリング。

3話までは、若い女性の連続殺人事件とその犯人殺害までが描かれますが、シーズン1では他の殺人事件の捜査と同時並行としてその娘アビゲイルが重要なキーパーソンとしてストーリーに絡み、ウィルが真相に迫っていきますが、最後には驚愕のラストが待ち構えていて、シーズン2へと続きます。
これで、『リベンジ』『Chosen』『オーファン・ブラック』『アンダー・ザ・ドーム』と並んでまた気を持たせるドラマが一つ増えたわけです。

さて、海外ドラマNaviのコラムによると、米国には、①誰もが無料で視聴できる5大ネットワークTV局 ②契約料を払って視聴するケーブルTV局 ③さらに高い契約料を払うプレミアム・ケーブルTV局があるのだそうです。

①で放送されるドラマは放送禁止用語、ヌード・シーン、ドラッグ使用シーン、暴力的、残虐的シーンなどに厳しい規制がある。(例えば『クリミナル・マインド FBI行動分析課』)
②のドラマは①より制限がゆるい。(例えば『ブレイキング・バッド』)
③のドラマはハッキリ言って無制限。禁止Fワード、全裸シーン、殺戮シーン何でもOKだ。(例えば『デクスター ~警察官は殺人鬼』)

意外だったのは、今回このドラマが放送されるNBCは①に該当するTV局で放映されたということ。
女性の死体が鹿の角に突き刺さっていたり、背中の皮を剥がされ、天使の羽に見立てられたり、キノコを植え付けられた死体が何体も発掘されたり、ビジュアル的になかなか強烈で、これは、映画ならPG15は確実で、地上波で野放しだとすると幼い子供のいる家庭はどのようにして目の触れないようにしているのでしょうか。
どう見てもこれはケーブルTV局向けの内容で『ブレイキング・バッド』より過激に思えるのですが。
高校教師がドラッグを作るというのがひっかかるのでしょうか。

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Jirrasic World Trailor
ついに『ジュラシック・パーク4~ジュラシック・ワールド』の予告編が一般公開されました。
あれほど悲惨な事故を引き起こし、もうこりごりとか言っていたのについに恐竜のテーマパークがオープン。
確かに飛行機も過去にはあれだけの事故を引き起こし、減ったとはいえ、現在も事故がゼロになったわけではありませんが、飛行機を飛ばすのをやめようとは思いませんからね。
ただ、今の時代、飛行機は必要不可欠ですが、テーマパークは生活に必要なものではありません。
ただ、投資家達が金になる木をみすみす逃すわけはないでしょう。
『ジュラシック・パーク』の最後の方でグラント博士が「このテーマパークを承認するわけにはいきません」と言うとハモンド氏は「もちろんだ」とあっさり受け入れました

が、あれほど苦労してたどり着いた夢をそう簡単にあきらめるはずないんですよね。
その時は、パニクってそう言ったものの、あきらめきれずに他の人間に権利を譲ったのかもしれません。
私もリアル・ジュラシック・パークができたら交通費と宿泊費込で100万円くらいなら行きたいですね。
ハモンド氏は金持ちのためのテーマパークにせず、一般の人が動物園に来るように気軽に来れるようにしたいと言ってましたが、やはり3日パスポートで最低10万くらいはするのではないでしょうか。
映画でテーマパークをバーチャル体験できるわけですが、餌付けのシーンなどはサメが餌だったりして、これはあきらかにスピルバーグのセルフ・パロディですね。

http://youtu.be/RFinNxS5KN4

こちらはファンが作ったファン・フィルム。
かつての登場人物が年を取って、あるいは大人になって出てきますが、彼らの映画のシーンを繋げていますが、なかなか良くできています。特にサム・ニールの『Hunter』なんてそのままですな。


【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 6話 感想(ネタバレ)
第6話 「 ふたり (原題:Consumed) 」

ベスを連れ去った白十字のマークの付いた車を追うキャロルとダリルだが、ガス欠になり見失ってしまう。車が向かっていた街中を2人きりで捜索する間、キャロルは刑務所を追い出されてからのことを何も尋ねないダリルに、そして自分自身にいらだっていた。
そこに突然銃を持った男が現れ武器を奪われてしまう。白十字の車は見つけたもののすぐにウォーカーに囲まれ、その車に逃げ込むが武器も逃げ道も残っておらず…


4話の最後の方でキャロルがベスのいる病院に運ばれてきた時、わざと怪我人の振りをしているのかと思ってしまいました。
リックに刑務所を追い出されてからの彼女の様子が少し描かれていますが、あまり遠くに行ってなかっから刑務所の惨状の後、すぐに駆けつけることができたんですね。
ガソリンも豊富でないでしょうからあまり遠くに行けないのでしょうが、できるだけ彼らの近くにいたかったのでしょうね。。
とはいえ、ジョージア州どころかアトランタの周辺からほとんど離れていない。
こんなで果たしてワシントンに行けるのか疑問だったのですが、世界を救うはずのユージーンは偽物、エイブラハムも万能ではなかった事が明らかになり、ますます前進が困難になったわけです。
それにしても、か弱かったキャロルやベスでも生き残れているのに世界最強の米軍が全滅という事はないと思うのですが、一体どこで何をやっているのやら。それこそ、検疫関係やウォーカー対策などの情報は豊富だろうに。
この閉塞感何とかならないのだろうかと思いますが、アメリカは一周が日本ほどの大きさだから難しいんでしょうか。

それはさておき、病院にたどり着いたはいいが、夜なので身動きの取れないダリルとキャロルはとりあえず、シェルターで夜明かしをする事に。
ここはかつてキャロルが夫のDVから逃れて一時身を寄せていた場所だということですが、ウォーカーや悪人とこれほど勇敢に戦えるキャロルは平和な時代ではなぜそんな境遇

に甘んじていたのか不思議ですが、やはり娘の存在が大きかったのでしょうか。
しかし、あまり若くないとはいえ、男女が同じ部屋にいて何も起こらないなんて、ドラマの定石を外していますね。
世紀末となると寂しさから手近な相手となし崩し的に体の関係を結んでしまいがちなんですが、ベスとも何もなかったし、ますますダリルゲイ説が濃厚に?
『リベンジ』にしても、最近観た『Chosen』にしても、当たり前のようにゲイが登場し、登場人物は決してその性的嗜好を隠したりしないものですが、ここまできてダリルのセクシュアリティが明らかにならないのは不自然といえば不自然ですね。
もしかするとダリルは、性愛よりも友情に重きを置くタイプなのかもしれませんが、それにしても不思議です。

一方、病院から逃げ出したノアはダリルとキャロルを襲って武器を奪うが、あっけなくダリルにやり返されてしまう。
一時、情けをかけたダリルを責めるキャロル。
あの人食いおばさんにも容赦なかったし、感染した人間を殺害し、狂った少女をやむを得なく殺したり、平和な時に暴力を受けるばかりで虫も殺せないように見えたキャロルの方がある意味冷徹なのが興味深いです。ダリルは平和な時には兄以外に誰からも求められず、常に暴力の支配する環境にいたから、温かく優しい人間達に求められ、愛され、彼らを守りたいと思ったのでしょう。
結局、ノアを殺さなかった事は正解で、病院侵入の手助けになるわけです。

【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 5話 感想(ネタバレ)
第5話 「 愚直な前進(原題:Self Help ) 」

グレンとマギーを連れてワシントンDCへと向かうエイブラハムたち。教会で修理したバスで順調に走行していたが突然転倒し、すぐにウォーカーに囲まれてしまう。常に周囲から守られ、ウォーカーと戦うことを避けてきたユージーンだが、タラに促され初めてナイフを手にする。ウォーカーは倒したもののバスは炎上。一度休息し体制を立て直すことを主張するグレンに対し、“前進あるのみ”と言うエイブラハム。一行は彼に従うが…


1回目の観賞では、ドラマの内容を追うのに必死で、録画を再見してから感想を書く事にしています。
この回では初めてエイブラハムの過去が少し描かれます。
マッチョな軍人といったイメージが強いですが、彼も耐えがたい過去を経験したんですね。
襲ってきた人間を返り討ちにしたが、そのあまりに凶暴な姿におびえた妻子は彼の元から離れていく。
彼女達は非情にならなければ生き残れないということを理解できず、結局死んでしまうわけですが、弱い者、優しすぎる者は生き残れないのでしょう。
この状況で生き残っている弱者や善人はリックやダリルのような強い善人がそばにいたラッキーな人間かキャロルのように強くなる事を選んだ人間でしょう。

衝撃だったのはユージーンの真実!
彼は科学者でも何でもなく、世界を救う重要な人物だと思わせておくことで、強い人間に守ってもらっていたのだ。
バスが転倒するように仕向けたのもユージーンだった。
彼はできるだけワシントンに行くのを遅らせようとしていたのだ。ワシントンに着けば自分の嘘がばれてしまうから。

私の予想ではワシントンにさえ行けばユージーンによって少しでもいい方向に向かい、ドラマも佳境に向かっていくのかと思ったのですが、希望が薄れたといった感じです。
ただ、ユージーンの豊富な知識は、生きていくうえで役に立つと思うんですが、ワシントンに向かってひたすら前進し、世界を救うことを使命としていたエイブラハムが目標を失ってどのように方向転換するか興味深いところです。

【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 4話 感想(ネタバレ)
第4話 「 朽ち果てた街で(原題:Slabtown) 」

ダリルと共にウォーカーと戦っている最中に何者かに連れ去られたベスは、目覚めると病院で点滴を打たれていた。
そこへ医師のスティーヴンと病院を仕切るドーンが現れる。
ドーンはベスに“助けたのだから、貸しが1つ”と言う。どうやらそこでは恩恵を受けた分だけ働いて返さなければならない規則らしい。外部と隔離され一見、安全で恵まれた環境のようだが、そこから逃げ出した女性がウォーカーに噛まれた状態で連れ戻される。


ベスが連れ去られた場所は一見安全そうに見えたが、支配者ドーンに逆らう事が許されない一種の牢獄だった。
しかし、一見弱そうに見えるベスでも仲間と修羅場を潜り抜けてきたという自負があり、恩着せがましくされるのが我慢できないし、いくら安全に見える病院でもベスにとっては仲間といたいんですよね。

いつか助けが来ると主張するドーンに対し、『助けなど来ない』と訴えるベス。
自身の経験からあくまで事実を言ったに過ぎないのですが、その態度がドーンには生意気に映ったのでしょう。

それにしても、キャロル同様、ベスの変貌にも驚くばかり
この地獄のような世界に絶望して、自死を選ぼうとしていた彼女とはまるで別人。ただ、直情型で狡猾さが足りない。
嫌だと思ったらとにかくすぐに顔に出してしまう。
どれだけドーン達が気に入らなてくも、とりあえずその感情は抑え、感謝の気持ちを表して、献身的に働いて、油断させたところで逃げる手段を考えるでしょう。
逃げ出すのが早すぎます。

ただ、同じように女性が逃げ出したところを見るととんでもないところだと再認識したし、そこに留まるのが長くなればなるだけ、仲間との再会の可能性が減ると思ったのでしょう。
現に男がベスにセクハラをしかけてきましたが、ここで何が行われてきたか想像に難くありません。
せっかく助かったのに、なぜリック達のような温かなコミュニティにならなかったのか。

一方、スティーブンは重病の医師を殺害。
理由は医者がもう一人いたら自分は用無しになるからと言う。
医師は何人いてもいいと思うんですが、それだけここが情のない環境だという事が想像できますね。
大勢集まればそれだけウォーカーに対抗できるのに

結局、ベスの脱走は失敗し、同時に瀕死のキャロルが運び込まれてくるところで終わっています。

【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 3話 感想(ネタバレ)
第3話 「 神の裁き(原題:Four Walls and a Roof) 」

脚を切断され食べられてしまったボブは、その状態で教会の前に放り出される。リックに対するギャレスからの宣戦布告だ。ボブへの仕打ちを目の当たりにし危機が迫っていることを危惧するエイブラハムは、一刻も早くユージーンをワシントンへ送り届けようと提案するが、ギャレスたちを一掃し、姿を消したダリルとキャロルが戻るまで待つと主張するリックと激しく衝突。グレンの説得にも共に聞く耳を持たず、一触即発の状況になる。


自分の足を食った奴らに、ボブは笑いながら「俺はウォーカーに噛まれた。お前らは感染した肉を食ったんだ」と言いますが、そもそも人類ほとんどが保菌者で、そういう人間は食べても平気だったのに、噛まれた人間を食べたらダメなわけ??
う~ん、よくわからん。まあ、こういうドラマは矛盾だらけですからね。
しかし、仲間が死んでいくのは寂しいものですね。
なんとなく。マギーとグレン、キャロルとダリルは大丈夫という安心感みたいなものがありますが、果たして、非情になれないタイリースは大丈夫なのかと思ってしまいます。

それにして、ギャレス一味はもっと手ごわいかと思ったのですが、意外と早く退場したのでちょっと肩すかしでしたね。
総督のときのように1シーズン、彼らとの確執が続くかと思ったのですが、所詮小物だったという事でしょうか。

一方、キャロルとダリルはベスを連れ去った車を目撃を後を追う。
ギャレスらを一掃した後、リックに一刻も早くユージーンをワシントンに送り届けようと提案するが、リックはキャロルとダリルを待つべきだと主張する。
 結局、グレンとマギー、タラはエイブラハムと共にワシントンに向かい、リック達はキャロルとダリルを待つことにする。

キャロルとダリルはベスが連れ去られたところで、ひと暴れ?してきたようだけど、果たしてベスを連れ去った人間は?
果たして彼らもダリルとキャロルによって一掃?されてしまったのでしょうか?


【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 2話 感想(ネタバレ)
キャロルのおかげで終着駅から全員無事に脱出できたリックたち。再会を喜び安堵するが、ダリルは自分たちの様子をうかがう怪しい影を感じていた。
そんな折、ウォーカーに囲まれ助けを求める神父と出会う。彼はリックの質問に、ウォーカーも人間も殺したことがないと答えるが、リックは神父が何かを隠していると確信する。とりあえず一行は彼の教会へ行き休息を取ろうとするが、エイブラハムはすぐにDCへ向かうべきだと主張する。


森で助けた神父は今までどうやって生き延びたかという問いに慈善用の食料を集めたばかりだったので、それで食いつないできたが、いよいよ食料が尽きた為、探しに外に出たのだという。
しかし、神父の言葉はどうも歯切れが悪く何かを隠しているのは明らかだった。
食料を求めて街のフードバンクに向かうリック達。
建物の床が抜けてそこにいるゾンビを倒さなければ食料を手に入れられない。
しかし、神父は全くの腑抜けでどうやらやはりゾンビと戦った経験は皆無のようであり、積極的に悪いことをしたわけでもないようだ。
しかし、教会の壁には「地獄の炎で焼かれろ」という落書きがあり、彼が何をしたのか想像はできる。

一方、相変わらずユージーン一行はDCに向かう事を力説し、リック達も一応賛成する。
移動手段がなく、農場だの刑務所だの一つところにとどまってきた時期が長いので全くジョージア州から出ていないので外の世界がどうなっているのかわからず、DCに向かう事で少しはその閉塞感から逃れられるような気がする。
それにしても、同じゾンビ・ドラマでも移動の多い『バイオハザード』とは対照的ですね。

一方、キャロルとダリルはベスを連れ去った車を目撃し、後を追う。
ダリルとキャロルは常に互いを気にかけていて、一見好意を抱いているように見えるし、」ファンの間では彼らのロマンスを期待する声があるようですが、キスもしたことないし、やはり姉か弟のような感情を抱いているのでしょうね。
キャロルはダリルの相手としてはちょっと年がいっているような気がします。

それにしても時間軸としては前シーズンからの続きなのに、実際には半年開いているいるから子供が大きくなり過ぎなのが気になります。
ドラマの上では3年くらいしか経ってないはずなのに、1シーズンを見てみるとかなり小さいんですよね。
『LOST』の時は子供を途中で退場させ、数年の歳月が経ったという設定で再登場させています。
そろそろ、時間を数年進めるべきだと思います。

【ウォーキング・デッド】 ~ Season5 1話 感想(ネタバレ)
海外に出ていた為、また更新が滞ってしまいました。
海外ドラマに関しては素晴らしいサイトを作っておられる方がいらっしゃるので、私が今更何を書いても自己満足でしかないのではないか、とちょっとテンション下がっていますし、また、ネタ切れになってきていたのですが、FOXで『ウォーキング・デッド Season5』が始まったので、感想を書きます。
このブログを始めた時は昔の記事のストックもあって毎日1本の記事配信を心掛けてましたが、仕事が増え、楽器の練習にも時間を割きたいのでこれからは一週間に1~2本の配信とさせていただきます。

住処にしていた廃墟の刑務所が襲撃され、散り散りになっていたリックと仲間たちは、それぞれ険しい道のりを辿りながら、線路脇に置かれた地図に記された、生存者たちの聖域終着駅”を目指し、息子のカール、仲間のダリル、ミショーンと共にそこににたどり着くが、リックがそこに暮す人々に不信感を抱いたのをきっかけに、歓迎モードは一変。彼らは集中的な攻撃を受け、貨物車の中に閉じ込められてしまう。その中には生き別れとなっていたグレンら仲間たちの姿があった。
八方ふさがりの状況下で、「奴らは悪い相手を怒らせた」とリックは不敵な自信を浮かべるが…。


Season4のラストでおばさんが肉を焼いている姿がどことなく不気味に感じたのですが、原作に人食いのグループが出てくるとあったので、嫌な予感は当たりました。
「サンクチュアリ~聖域」と称していた場所は彼らが人をおびき出す為のうたい文句だったのでした。
人食いというと凶暴なイメージがありますが、彼らが一見善良そうに見えるのがかえって恐ろしい。その上、リーダーのギャレスはイケメンなんですよね。
しかし、私はイケメンのサイコキラーには萌えるけど、人食いには萌えません。
実際彼らは最初は純粋にパラダイスを目指し、助けを求める人間を受け入れていたのですが、凶暴な連中に聖域を乗っ取られ、女をレイプされた事から人間を信じられなくなったのが回想シーンからわかりますが、それがなぜ人食いへとなっていったのか、説明不足なのでよくわかりませんが、単に殺すよりも再利用しようと思ったのでしょうか。

しかし、ただ大人しく殺られる彼らではなかった。
後から聖域にたどり着いたキャロルがリック達が囚われている事を知り、ガスタンクを爆破。
連中がひるんだ隙に武器を奪って反撃に転じます。
しかし、驚いたのはキャロルの強さ。ウォーカーを施設に招き入れ、敵を襲わせ、揚句、BBQおばさんと大格闘。事情を説明をして理解を求めようとする彼女を容赦なくゾンビの餌食に。くだらない男のDVに悩んでいた彼女とは雲泥の差ですが、果たして人間ここまで変われるのでしょうか。
変われるから人食いになるんでしょうね。

総督のやってきた事など、この人食いの狂人連中に比べるとはるかに真っ当であり、単にボタンの掛け違いだったと思うんですよね。
もし、ユージーンのいう通り、ワシントンに行ってウォーカーの問題が解決し、秩序が戻れば人食い連中は以前の生活に戻れないだろうし、その資格はないと思います。

Homeland ~ Season1 感想
FOXでやっていた『Homeland Season2』一挙放送をとりあえず全部録画したのはいいが、Season1を観ないとわからないので、TSUTAYAで借りてきました。
どちらも12話なので、非常に密度の濃い内容となっています。

イラク赴任中に行方不明となっていたアメリカ海兵隊の軍曹が、8年ぶりに英雄として帰還した。だが、CIAの女性エージェントだけが、彼はアルカイダに洗脳されてテロリストに寝返った人物だと確信。
ブロディの正体を暴こうと躍起になる。

昔、『ディア・ハンター』やら『ランボー』シリーズではアメリカ兵が何年も捕虜として拘束されているという設定でしたし、実際こういう米兵がいるのではないかという説がありましたが、過酷な環境で8年も生きながらえていたとしたら、転向の可能性が疑われても不思議ではないでしょう。
キャリーは、ブロディの家の部屋全てに盗聴器と隠しカメラを仕掛けるが、特に何も出ない。
最初は、地獄のようなイラクから母国に奇跡的に帰還して、一種の虚無感に陥っているかのように見えたブロディ。
一体彼は本当にスパイなのか、それともキャリーの妄想なのか、途中までは曖昧でどちらとも取れるような描き方をしているので、少々ダレ気味になるが、中盤、彼の正体が明らかになるあたりから面白くなっていく。

テロを未然に防ごうと奔走するキャリーとテロリスト側との攻防が物語に一気に緊張感を与えます。
一見、『24』のようでもありますが、アメリカの無人偵察機による誤爆など、実際にアメリカが行っている暴挙に対する批判的視点や政治的な問題点なども盛り込み、単なるサスペンスで終わっていない。
また、批判一辺倒でもなく、テロと戦うCIAやFBIの国家への忠誠心やアメリカに対する愛も描くと同時に彼らへの賛辞も忘れない。
このドラマを観ていると日本の『SP』や『外事警察』などがいかにユルいかを思い知らされる。
まあ、スパイ防止法もない平和ボケの国だから仕方ないのかもしれませんが、大学生がイスラム国に参加しようとするのを未然に防いだのだから日本の公安も捨てたものではないのかも。

おそらく暴力団だけでなく、在日北朝鮮人やイスラム関係の人間も監視対象になっているんでしょうね。
プライバシーの侵害だと言う人もいるけどこれでテロなどが未然に防げるのなら、特定の国や危険思想を持った組織は見張られても仕方がないと思う。

ちなみにキャリーを演じているのは『ロミオ&ジュリエット』でディカプリオと共演し、その美少女ぶりが話題となったクレア・デーンズ。
タイで麻薬所持の冤罪を着せられる女子大生を演じた『ブロークン・パレス』の記者会見でロケ地のフィリピンを「不潔でゴミの匂いがする」と言って、一時期入国禁止になった事もあります。
ジャッキー・チェンも「台湾は中国の一部」と発言して台湾人の逆鱗に触れ、やはり台湾入国禁止になりましたが、日本を侮辱するような人間をヘラヘラと入国させる日本は台湾やフィリピンを見習えばいいのに。そもそもシー・シェパードのようなエコ・テロ組織など入国禁止にするべきなんですよね。
話はそれましたが、10年以上前に比べると年取ったなと思いますが、実は2年間演技の世界から離れていたのだそうです。
理由はわかりませんが、人に見られてないとやはり容色は衰えるのだろうか。
ニコール・キッドマンの美魔女ぶりと比べると寂しい限りです。


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【北村一輝】 ~ 昼顔感想
こ数日、忙しくてBLOG更新できませんでした。
また、スマホを乗り換え、二台目のノートとしてSurface導入、マシンとWindows8.1の両方の操作に四苦八苦していたので、BLOG更新する余裕がなかったんですよね。
結局、Windows8.1の画面になかなか慣れなくてデスクトップ画面を使っている次第です。
ただ、画面タッチできるのでスクロールする時に便利ですね。

というわけで、海外ドラマはあまり観てないのですが、とりあえず、北村氏目当てで観ていた『昼顔』が先週終了したので感想書きます。
そもそもSFとかホラーやサスペンスが好きな私がラブ・ストーリー、それも不倫ものなんて好んで観るはずありません。
北村さんが出てないと絶対に観ないタイプのドラマですが、脚本が良くできていたので、退屈しないですみました。

配偶者のいる人を好きになって単に突っ走るだけではなく、不倫のリスクも描いていてなかなかリアルでした。
最終回など富士山近くの別荘に逃避行していたところを連れ戻されるところなんて凄まじ過ぎ。
確かに当人達にしても苦しいでしょうが、裏切られた妻や夫の立場に立てば怒り心頭でしょうね。

一方、何不自由のない生活を送りながら、夫には子供たちの母親、人に自慢のできる飾り物の妻としてしか扱われないことに不満を感じ、刺激を求めて不倫を繰り返していた

主婦が画家の加藤と本気で恋におち、夫も子供も捨てて彼の元に走るが、夫の策略や加藤の前の妻の登場に加え、思いがけないトラブルが発生したりして、結局2人は分かれ

るはめに。
気の毒だったのが、画家の加藤で、成功を目前にしながら、結果的に転落してしまう。
梨香子に遭わなければあんな結末にならなかっただろうに。
 
一方で、梨香子は家庭に戻って良妻賢母に戻っている。
もともと上戸彩が不倫に走るようになるきっかけを作ったのも彼女だし、子供2人をも散々悲しませたし、一体どれだけの人間を不幸にしたら気が済むのだろう、
まあ、子供が可哀想だし、戻るのがベストな選択だろうなとは思っていたし、加藤がああなったのも詰まらない夫はともかく、母親を奪って子供を悲しませた罰だと思えば、

不倫の恋に堕ちた人間は絶対に幸せになってはいけないという戒めみたいなものなのでしょうか。
梨香子も子供がいなければ加藤と共に逃避行して、揚句心中してしまったかもしれまんせが、やはり子供の存在が思いとどまらせたのでしょうね。
そういう意味ではやはり彼女の方が理性的だったのでしょうが、もしかしたら、単に情熱的な恋に溺れる自分に酔っていたのかもしれません。

一方で子供のいない上戸彩の方は理性が働かず、諦めるために、刑務所に入ろうと家に火をつけるにあたってはバカじゃないのとしか言いようがない。。
ボヤで済んだから良かったけど、近所に延焼して犠牲者が出ていたらどうすんだよ。
八百屋お七がお前は! 私は父親を火事で亡くしているから放火するような奴は絶対に許せないんだよ!
そんなに苦しかったら自殺しろ! ボケ! 人に迷惑かけるな。
まあ、不倫は時に殺人にまで発展してしまうくらいですからねえ。やはり不倫はしてはいけません。

女性に生まれたら恋愛が全てという考え方どうにからなないの。
生きがいを見つけたかったらボランティアでもしろ!
その方がよほど人に尊敬されるし、充実感を感じるよ。

ところで、一服の清涼剤?は加藤の元嫁役の高橋かおり。
『猫侍』の猫見屋さんて、彼女と加藤とのツーショットでは思わず笑みがこぼれてしまう。
元の鞘に収まれば良かったのに、とか思ってしまった。
『昼顔』のスタッフにおそらく『猫侍』ファンがいるんでしょうね。笑

なんかあまりレビューらしいレビューになってないな(*_*;

【新作海外ドラマ】 ~ アウトランダー
『アンダー・ザ・ドーム Season2』に続いてfuluにてスピード配信。
さきほど、2話まで観終わったところです。

アウトランダーは、全世界で販売部数2500万部を突破したダイアナ・ガバルドンの小説が原作となっている大人のファンタジーロマンス巨編だそうです。
独立運動で何かと話題のスコットランドが舞台なので、絶妙のタイミングでの配信ですね。

第2次世界大戦終結直後。元従軍看護婦の27歳のクレアは、夫とともにスコットランドのハイランド地方で休暇を過ごしていた。
夫の歴史学者で先祖は英国の将校でこの周辺に侵攻していたという。
インヴァネスのストーンサークルで魔女の集会が行われるというので、夫と共に見物に行くが、クレアがストーン・サークルに触れた途端、200年前のスコットランドにタイムスリップしてしまう。
そして夫とそっくりのイングランド将校(実は夫の先祖)と、若いスコットランドの戦士ジェイミーに出会う。

イングランド将校に捕まりそうになったところ、敵対するスコットランド人に助けられる。
戦士ジェイミーの怪我を治し、信頼を得たクレアは城主の元に連れていかれるが、そこは旅行中に夫と共に訪れた城だった。
英国のスパイの疑いをかけられ、城主にさりげなく尋問されるが、彼女の医学の知識を必要とした城主によって城お抱えの医者として留まることを強要されてしまう。


クレアがタイム・スリップした理由がいまいちわからないのですが、その理由もいずれ明らかになってくるのでしょうね。
前半、タイム・スリップするまではよくある倦怠期の夫婦のやり取りと彼女自身の内省的描写が続いてちょっと退屈。
ところが、彼女が200年前のスコットランドにタイム・スリップしてから、息もつかせぬ冒険譚が続き、俄然面白くなる。
彼女は夫がいる身ではあるけど、ジェイミーとのロマンスが予想されます。

薬草や医学の心得がある彼女に「お前は魔女か?」と尋ね、彼女が成り行きで認めると尊敬の眼差しに変わったり、キリスト教化されたとはいえ、ブリテン島、特にスコットランドではまだまだケルトの風習が残っているのがわかって興味深かったです。


『GRIMM/グリム』 ~ season1 感想
fuluで『GRIMM/グリム』season1、観ました。
超常現象ものは好きでも吸血鬼だの獣人だのいわゆるクリーチャーものが苦手な私はあまり期待しないで見始めたのですが、これが面白くて16話、一気に観てしまいました。

舞台となるポートランドの深い森に囲まれた街には、昔からグリム一族と敵対する人間の姿をした半人半獣や魔女が存在している。
ポートランドの刑事、ニックはある日、育ての親である叔母から彼がグリムの末裔である事を打ち明けられる。
彼女からトレーラーハウスを引き継ぐが、そこには古今東西の半獣や魔女達に関する情報、彼らの対策マニュアル、武器などありとあらゆるものが保管されていた。

ダーク・ファンタジー&ホラーではあるけど、ニックの職業が刑事という事もあってあくまでもベースは犯罪捜査ドラマ。
魔物とはいえ、彼らは巧みに人間世界に溶け込み、職業も弁護士だったり、機械工だったり、セラピストだったり、普段は普通の生活を送っている。
魔物たち全てが人間の敵というわけでなく、害をなさない者たちも少なくない。
一方で魔物としての能力を利用して犯罪に走る者もいるが、犯す犯罪も少女の誘拐だったり、強盗、殺人、麻薬の取引のたぐいなど妙に人間くさい。
しかし、その中にも当然ながら科学では解明できない部分が残り、事情を知らない第三者の視点に立つて見ると何かわけのわからない『X-Files』的なものになってしまい、釈然としないんでしょうね。
実際、相棒のハンクは、終わりの方で魔物が人間に変わるところを目撃してしまい、何かただならぬ現象が起こっていることに気づいた様子。
2シーズンでは彼と恋人のジュリエットにはわかってしまうのでしょうか。

また、魔物同士にも敵対しあう勢力がいたり、グリム一族を滅ぼそうとする種族が存在したり、相関図がまだ見えてこないが、シリーズ全体を通してある大きな
仕掛けがなされているのがわかる。ただ、あまり風呂敷を広げ過ぎて今まで打ち切りとなったドラマの二の舞にならないことを祈ります。

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【未公開映画紹介】 ~ Breaking The Code
昨日、ベネディクト・カンバーバッチがドイツの暗号『エニグマ』を破った転載数学者アラン・チューリングを演じた映画が公開されると書きましたが、だいぶ前にデレク・ジャコビ主演で同じ題材で映画化されているので、以前ネットにUPしたレビューを掲載します。


ケンブリッジ大学出身でイギリスの天才的数学者、アラン・テューリングは政府機関である暗号解読組織の一員として、ナチス・ドイツの難解な暗号「エニグマ」の解読に従事している。
彼は最初期のコンピュータである「テューリング・マシーン」を開発し、みごとに「エニグマ」を解読。連合国勝利に大きな貢献をした。しかし、彼は数学の天才であると同時に法律で禁じられた同性愛者だった。


彼の上司だけはそれを見抜いていたが、彼の性向は、彼の輝かしい業績によって、周囲には知られない配慮がなされていた。しかし戦後、彼はふとしたことから警察に、自分がホモセクシャルであることを告白してしまう  
彼は情報局の監視下に置かれるが、彼には当時のイギリス知識階級では公然と行われていたホモセクシャルの行為がなぜ法に触れるのか理解できずにいた。
連合国側に勝利をもたらすきっかけとなった暗号解読をした優秀な数学者が、戦後ゲイだというだけで糾弾される悲劇を過去と現代(50年代)を交差させて描いたTVムーヴィー。
まず、このような数学者がいたことすら知らず、色々と勉強になった。

冒頭で、彼が親友を家に連れてくるが、その親友への思いがそこはかとなく滲み出ていて彼がこの頃からゲイだということがさりげなく描かれている。
「BREAKING THE CODE」とは「暗号を破る」という意味だが、ルールを破るということにもひっかけていて、英国の上流階級では公然と行われていた同性愛行為もあくまで秘密裏に行われなければならなかったのだが、彼はそのルールさえも破り、自分のセクシュアリティを隠そうともしなかったため、回りの人々の反感を買ってしまう。

警察に「どのような性行為をしたか」と聞かれて「互いにマスターベーションしただけ」と答えるが、頑固で自分の信念を曲げない彼のこと、もし最後の一線を越えていたらそう答えたかもしれない。この時代、挿入するとしないかではその罪状も大きく異なってくる。
人の性的嗜好が処罰の対象になるという非人間性に驚きました。
同性愛者ということもあり、戦後の彼は軽んじられたがその後法律の改正後(同性愛の禁止事項の撤廃)彼の偉業は再評価され、彼の故郷マンチェスターには、通りにアラン・テューリングの名がつけられている。


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【新作映画】 ~ ベネディクト・カンバーバッチ主演『The Imitation Game(原題)』
先日、『エニグマ』に関する記事を書きましたが、そのエニグマ解読に貢献した数学者アラン・チューリングをベネディクト・カンバーバッチが演じるそうです。
アラン・チューリングに関しては『Breaking The Code』という映画でデレク・ジャコビも演じていますが、こちらは彼のセクシュアリティに焦点を当てた作品でした。
英国俳優はゲイを演じて一人前とされていますが、カンバーバッチ氏はゲイの役は私の知る限り初めてではないでしょうか。
とにかく公開が楽しみです。

現地時間の9月14日、第39回トロント国際映画祭にて、ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画『The Imitation Game(原題)』が観客賞を受賞したと発表された。

『SHERLOCK/シャーロック』『スター・トレック イントゥ・ダークネス』などへの出演を経て、今世界中で人気者となっているベネディクト・カンバーバッチ。今回の映画では、第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号<エニグマ>を解読し、イギリスを勝利に導いた実在の人物、天才数学者アラン・チューリングを演じる。コンピューターの概念を創造し、"人工知能の父"と呼ばれながらも、時代に翻弄されたチューリングの数奇な人生が描かれる。

原作はアンドリュー・ホッジスの「Alan Turing : The Enigma」。監督にはモルテン・ティルドゥム(『ヘッドハンター』)、 脚本はグラハム・ムーア。

また、共演者もキーラ・ナイトレイ(『アンナ・カレーニナ』)、マシュー・グード(『イノセント・ガーデン』)、マーク・ストロング(『裏切りのサーカス』)など、注目のイギリス出身俳優らが揃っている。

映画『The Imitation Game(原題)』は2015年3月より、TOHOシネマズ みゆき座他で全国ロードショー(海外ドラマNAVI)

ベネディクト・カンバーバッチ 実在の数学者役で暗号機"エニグマ"の解読に挑む!
2013年08月30日[海外番組事情]

新作映画『The Imitation Game』でベネディクトが演じることになったのは、第二次世界大戦時、史上最強の暗号とされた"エニグマ"の解読に貢献した英国人の数学者アラン・チューリング。現在のコンピューター科学や人工知能の分野の基となる華々しい業績を築きながらも、同性愛者であったことから1950年代初頭に(当時の英国では同性愛者であることは違法だったため)起訴され、後に非業の死を遂げる 。

この作品はグラハム・ムーアの脚本が基になっており、2011年に「最も有名な映画化されていない作品」としてブラックリスト入りした後、ワーナーブラザーズ(WB)が総額100万ドルで獲得していた。その時点でのチューリング役はレオナルド・ディカプリオと言われていたが、プロジェクトは難航。今回、WBに代わりBlack Bear Picturesが製作に乗り出すことになり、監督には映画『ヘッドハンター』のモルテン・ティルドゥムが決定。また、製作総指揮は、脚本を手がけたムーアが執ることになる。

ベネディクトの他には、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのエリザベス役で知られるキーラ・ナイトレイがチューリングの同僚の数学者ジョアン・クラーク役、そしてマシュー・グード(『イノセント・ガーデン』)が同じく同僚でチェスが上手いヒュー・アレクサンダー役で出演する予定。また、『ダウントン・アビー』で運転手のブランソン役を演じているアレン・リーも、スコットランド人でチューリングと敵対するソビエト連邦のスパイ役で交渉中だという。

現段階では、プロジェクトは始動したばかりではあるものの、すでにアカデミー賞ものと前評判の高い本作。ぜひ、完成までこぎつけていただきたい。(海外ドラマNAVI)




【少し古い映画】 ~ エグゼクティブ・デシジョン
航空パニック・アクション。
先日、『フライト・ゲーム』を観たばかりという事もあってCSにて再見

劇場で観た時は、テロリストに乗っ取られた飛行機に定石通り特殊部隊が乗り込んでいく話だという以外何ら前予備知識がなかったものですから、その意外な展開に思わず心の中で「んな、アホな!」と叫んでしまったものです。

だって、途中でスティーブン・セガールが退場してしまうんですもの(TT)
スティーブン・セガールは、ライバックのイメージが強く、そこにいるだけで安心感がある。
「ふ、この人がいれば百人力、楽勝、楽勝」とふんぞり返って見ていたら、何と輸送機で乗り込むシーンでいきなり吹っ飛ばされてしまうではないか。

「いや、彼が死ぬはずない。何らかの方法で助かっていてここぞという場面で例の超人的パワーを発揮して皆を助けてくれるに決まっている」とか思ってたんですが、とうとう最後まで出てきませんでした。

下で「よくやったな」とか言ってカート・ラッセルを出迎えてくれるかとささやかな期待をしていたのですが、当然ながらそれもなし(まあ、無理か) 
確かに頼りがいのある親父スティーブン・セガールがいなくなって緊迫感は否が応でも増したけど、セガールとラッセルの掛け合いという見せ場も欲しかった。

もっとも、カート・ラッセルもアクション映画のイメージが結構強いので今回の博士役はちょっと違和感あったけど、おっかなびっくり天井をロープで移動するシーンとかなかなかユーモラスで良かったです。

爆弾を処理するシーンもすごいスリル。
これがケガをして動けない爆弾の専門家である戦闘員キャピーと技術者ケイヒルとがコンビを組んでコトに当たるのですが、乗り込んだばかりの時にこのケイヒルがびびってテロリストを説得するとかわめいていたからいつか足を引っ張るのでは、と思ったら動けないキャピーの手になって仕事を見事やり遂げましたね。
思わず誉めてやりたくなりました。
しかし、いつも思うんですけどいくら専門知識があるからって非戦闘員をこんな危険な場所に送り込むって事ないと思うんですけどね。

それから機長がいなくなった飛行機をスチュワーデスがマニュアル観ながら着陸させるんですが、『そんなん、無理やろ~!』と突っ込みまくり。
まあ、同じようにスチューワーデスが操縦かんを握る『エアポート75』という映画もありましたが。


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【新作映画】 ~ フライト・ゲーム
ニューヨークより146人の乗客乗員が搭乗した、ロンドンへと向かう旅客機。その警備を任されている連邦保安官ビル・マークス(リーアム・ニーソン)のもとに、1億5,000万ドルを指定口座に入金しなければ20分おきに機内の人間を1人ずつ殺害するという異様な犯行予告メールが届く。
限定されたネットワークからメールが送信されたことから同僚が犯人ではないかと思いつつ、犯人の特定に奔走するビル。そしてメールの内容通りに、機内で1人ずつ人が命を落とす。やがて、地上から犯人が指定した口座はビルのものであることが判明する。


上空2万フィート、逃げ場は一切なし、という究極の密室で犯人と対峙しなければならないという最悪のシチュエーション。
乗客、乗員150人の生命を委ねるのが、心に傷を負い、アル中の連邦保安官という設定からして、もう不安要素満載で嫌が応でも緊張感を増します。
20分以内に1億5000万ドル振り込まなければ乗客を一人殺すという前代未聞の強迫メールがビルの元に送られてくるのですが、普通このあたりでもう飛行機は引き返すだろうと突っ込みましたが、それでは映画になりません(笑)。
まさか自分が見ている前で果たして殺人など犯せるものだろうかと思っていたら、あっさりと第一の殺人が起こってしまう。

乗客乗員150人が人質であると同時に容疑者でもあり、隣席の女性ジュリアン・ムーアやキャビン・アテンダントの助けを借りて、モニターなどをチェックして犯人を特定しようとするのですが、犯人の方が上手で、下界の人間からも乗客からもビルがハイジャックを企てているのではないかと疑われ、四面楚歌の中で孤軍奮闘する。

 映画は前半緊張感溢れる密室サスペンスで魅せ、後半は『エグゼクティブ・デシジョン』を彷彿されるお約束の手に汗握る航空アクションでハラハラさせてくれます。
やはり、飛行機ものとくればこの手のシーンは欠かせませんが、しょっちゅう飛行機を利用している人にとっては嫌な映画だろうなあ。
2万フィートから一気に8000フィートに降下するところなど、パイロットならお手の物でしょうが、この時の衝撃と恐怖は地獄以外のなにものでもないでしょうね。

それにしても、リーアム・ニーソン、すっかりアクションが板についてきましたね。
還暦も近いのにご苦労様です 笑
『シンドラーのリスト』で注目された名優であり、普通は社会派作品の常連となりそうなのに、もちろん、そういう映画もありますが、私の知る限りでは『96時間』『アンノウン』『バトルシップ』などアクションものの方が多いような気がします。


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【海外ドラマ新作】 ~ 『よみがえり ~レザレクション~』
話題の新作ドラマ『よみがえり ~レザレクション~』の放映がが9月6日からDlifeで始まりましたが、残念ながらうちはBS環境にないのでまだ観れません。
ビデオ・リリースかfuluに来るのを待つしかないですね。
『4400』は宇宙人に誘拐され、行方不明になっていた人間がある日突然現れるという内容でしたが、生死もはっきりしないこの作品に対し、『レザレクション』は死んだことが明らかになっている人間が蘇ってくるわけだから、
私なら嬉しいより気味悪さが先立ってしまう。
それにここまで来ると、もはや個人の問題ではなく、地球規模での大事件になるはずで、『アンダー・ザ・ドーム』同様、国防省の管轄下に置かれるはず。
そういえば日本でも『黄泉がえり』とか『ツナグ』がありましたね。

http://dramanavi.net/news/2014/08/-96.php

『よみがえり ~レザレクション~』は、"この世を去った家族や友人が、ある日突然生き返ったら!?"を題材に、愛する者を失った喪失感と思いがけない再会が紐解く複雑な人間ドラマを描いた骨太のヒューマンサスペンスドラマ。9月6日(土)21:00よりDlifeにて放送スタートすることが決定した。

物語は、32年前に溺死したアメリカ人の少年ジェイコブが、当時の姿のまま中国の田園地帯で発見されるところから始まる。年老いた両親は、死んだはずの息子を前に喜びとともに"一体なぜ?"という複雑な思いを隠せない。やがて町では次々と亡き者たちが生還。愛する者を失い、喪失感と共に生きてきた人々は、突然の再会に喜びながらも戸惑い、どう受け止めるべきか葛藤する。封印された過去は解き放たれ、現実と複雑に交錯し、謎が深まっていく...というストーリー。

また、豪華な制作陣に加え、キャストも実力派揃い。製作総指揮を務めるのはアーロン・ゼルマン。
『キリング/26日間』や『ダメージ』『クリミナルマインド』などで実績を残し、しっかりとした脚本のドラマを作ることで高い評価を得ている。
さらに、ブラッド・ピットが率いるPLAN Bが制作会社の一つとして参画。そして物語の鍵を握るベラミー捜査官を演じるのは、『Dr.HOUSE』でフォアマンを演じたオマー・エップス。ジェイコブの父親役には『ロボコップ』の悪役クラレンス・ボディッカー役で知られるカートウッド・スミス、母親役にはフランシス・フィッシャーなど、映画・ドラマで幅広く活躍する実力派たちが揃っている。


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【海外ドラマ新作】 ~ 『ザ・ストレイン(原題:The Strain)』
映画監督ギレルモ・デル・トロ製作のすごい細菌ホラー・サスペンスだそうで、日本リリースが楽しみ!
それにしても、エボラほどではないにしろ、日本でもデング熱が世間を騒がしているだけに興味津々。

ライター:明美・トスト/Akemi Tosto

http://dramanavi.net/hot/2014/08/the-strain.php

映画『パンズ・ラビリンス』や『パシフィック・リム』で今やセレブ監督となったギレルモ・デル・トロが、ついにテレビ界に進出! 今日ご紹介する『ザ・ストレイン』は、デル・トロ監督が製作総指揮も兼ねた細菌ホラー・サスペンスで7月に全米放映が始まるやいなや話題騒然! 

奇しくも番組のスタート時期が伝染病エボラ出血熱がアフリカで猛威を振るい始めた時期と重なっているのもかなり不気味な付録...。

ドラマの舞台はニューヨークです。JFK国際空港にすべての乗客と乗組員が着席したまま死亡している状態の旅客機が到着するところから第1話はスタート。(なんとなくフリンジ思い出すなあ)
正体不明の伝染病が疑われ、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)から、エフラム医師(コリー・ストール)を筆頭とする計3人が呼ばれるのですが、その間に立ち入り禁止の飛行機から巨大な積み荷が降ろされます。
なんと、エフラムの部下ジムが何者かに賄賂をつかまされ、この荷をチェックポイントから出してしまうんですね~。この荷が人類を地獄に陥れることになるとも知らずに...。


問題のジムを演じているのは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのサムことショーン・アスティン。
ショーンは、サム役でも本当にいい味だしていましたが、『ザ・ストレイン』も彼のおかげで番組に厚みがでてます。
あと、『ハリー・ポッター』シリーズのアーガスとしてお馴染みのデヴィッド・ブラッドリーがこの番組では、悪を倒すカギとなる秘密の剣を持ったエイブラハムという正義の味方オジイちゃんとして登場してます。サンディエゴのコミコンで、『ザ・ストレイン』のパネルディスカッションに入場した際にデヴィッドも来ていて、「この年齢になって、こんなカッコいい役をやれるのはとても光栄だ。」と言ってました(^^)。


このパネルには、デル・トロ監督もお目見えしていたのですが、『ザ・ストレイン』の原作は、なんとデル・トロ監督が自ら執筆し2009年に出版された同名小説なんです。アイデアの源を聞かれた監督は、「人間の体内にはごまんという細菌が住んでいて、その中には良い細菌もいれば悪い細菌もいる。悪い菌が蔓延り出したらどうなるか...。という辺りから思いついたんだ。」と語っていました。

番組にはかなりグロいシーンも多いので、そのことを聞かれた監督は、「気味の悪いものは全部詰め込んでみたんだ」とニヤリ。デル・トロ監督って、見ているだけでホッコリしてしまうクマさんのような出で立ちと、心底映画作りを楽しんでいる幸せオーラが伝わってきてサイコーです。
この番組でも、エピソードごとに映画撮影なみの綿密なビジュアル・プランをたてて、VFX面は全て、そして他のプロセスにも事細かに関与しているんですって。
寝るヒマなさそ~! 映画界のナポレオンのような人だ!(笑)


ほんと、欧米在住のバイリンガルの方は新しいドラマをいち早く見れて羨ましい限り。
こんな事なら私ももっと英語勉強しておけば良かった~。
しかし、2年後にはアイルランド音楽留学(短期だけど)が控えているので、今更ながら英語頑張らないといけないんですけどね。


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【アンダー・ザ・ドーム】 ~ Season1 後半感想(内容に触れています)
さて、SEASON1の後半ですが、ミサイルによるドームの破壊が失敗し、とりあえず爆死は免れたと安心する一方で、しばらくはドームから出られないという絶望感と不安から、住民は自暴自棄に陥ってしまう。
物資を巡ってスーパー・マーケットは略奪され、まさに一色触発。
そんな混乱の中、井戸を独占しようとする人間とビッグ・ジムとの争い、ジムの裏稼業のかつての仲間であるマックスという女性との争い、そして、それに巻き込まれるバービー。

状況によって協力したり、対立したりといった事を繰り返しているジムとバービー。
ビッグ・ジムは怪しいサイド・ビジネスに手を染めてはいるけど、根っからの悪党というわけではなく、救世主となって人から尊敬されたいという気持ちがあり、裏ビジネスで手に入れたプロパンが結果的に住民を助ける事になります。

それを警官のリンダは責めたてますが、ミサイルでさえ壊せなかったドームの中では外の法律やもはや通用せず、新たなルールが必要だと力説するジムはある意味正しいといえるでしょう。
対し、バービーやジュリアは正攻法で街を救おうとするタイプ。
街を思う気持ちは同じなんだけど、両雄並び立たずといったところでしょうか。

一方、ドームの発生源と思われる黒い卵と卵を取り囲むミニ・ドームを発見したジョーとノリー。
彼らは常にドームと不思議な関わりを持ってきましたが、更にアンジーとジュニアが加わり、ミニ・ドームに対し、手をかざすことによって更に不思議な現象が起こります。

果たしてこの卵の正体は? 彼らと卵との関係は?
卵の不思議な力によって町が闇に包まれ、不安にかられた住民はビッグ・ジムによって殺人犯に仕立てられたバービーの死刑を望みます。
果たして、バービーの運命は! といったところでファースト・シーズンが終わりますが、ますます目が離せません。

スティーブン・キングの映像作品はフランク・ダラボン監督などわずかな例外を除いてほぼ失敗するのですが、原作とはかなり変更されているとはいえ、なかなか見応えがあります。
閉ざされた世界での人間同士の葛藤、何一つ謎が明かされないまま、次から次へと謎が出てくるので先が気になって仕方がありません。fuluでシーズン2を週一で放映中ですが、日本にいながらにして最新ドラマをわずか1か月遅れで観れるのが嬉しい限りです。



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【911】 ~ ユナイテッド93
同時多発テロの内、目標物に達する事なく、ペンシルヴェニア州の森に墜落したユナイテッド93便を描いたのがこの映画だ。
2001年9月11日朝、世界貿易センタービルに二機の旅客機が突っ込み、ワシントンの国防総省ビルに一機が激突した。
しかし、サンフランシスコ行きのユナイテッド航空93便は30分離陸が遅れた為、乗客乗務員はハイジャックされた後、乗客が機内から家族に電話をして、他の旅客機がテロに使われたことを知り、このまま見ていても死ぬだけだとわかり、「Let's Roll!(やったろうぜ!)」という言葉を残して電話を切った。

映画を見終わった後、私は恐怖のあまり身体が震えていた。
ハイジャックされた飛行機に自分が乗っているような錯覚に陥ってしまったのだ。

航空パニックといえば『エアポート・シリーズ』などの古典や新しいところでは『エグゼクティブ・デシジョン』『フライト・プラン』などが思い出されるが、船上よりもさらに逃げ場がないだけにその絶望感と恐怖といったら最たるものだ。

しかし、これらの映画と違い、『ユナイテッド93』には主人公による逆転勝利はありえない。ここに実話の持つ重みがある。
管制官等にも、なんと当日実際に勤務していた本人に、実名で演じてもらうなどした。エンドロールを見れば、「Himself」が多数並んでいることに気付いた人も多いだろう。 ユナイテッド93便の乗客だけでなく、彼らもテロと闘い、9.11テロを伝えることに義務を感じたのではないだろうか。

感情を煽り立てるようなBGMや過剰な演出を避け、あくまでドキュメンタリー・タッチに徹し、自分がその場にいるような臨場感をかもし出している。
ユナイテッド93は実は軍が撃ち落したのだとか乗客たちの勇気をプロバガンダに利用している、イラク戦争の失敗によって支持率が36%に落ち込んだブッシュ政権が当時の記憶を呼び起こそうという政治的意図があるのでは、とか様々な批判や憶測が飛び交っているが、この映画を観ているとイデオロギーや政治がどうのといったものは全て吹き飛んでしまう。

この作品が描き出しているのは、たまたまこの悪夢の93便に乗り合わせた乗客乗務員が、墜落までの1時間、何を考え、いかに行動したかに尽きるのだ。
もちろん、生存者がいないわけだから、この中で何が行われたかは知る由がない。 
私は、この航空機がホワイトハウスに到達するのを防ぐために軍が撃ち落した可能性が高く、乗客達は政府やマスコミによってヒーローに祭り上げられたのではないかと思っているが、それでもそれが乗客がハイジャックと闘っていないという証拠にはならない。

監督のポール・グリーングラスは、ユナイテッド航空93便の犠牲者の遺族と当局の関係者に綿密な取材を行い、遺族達は、機内から家族への最後の電話の内容などを伝え、「あの人がどのように死んだのか、知ってもらうために、この映画の取材に協力しました」と語ったという。

あれは、作り事だ、飛行機からの電話ではなかったという噂があるが、それでは電話を受け取った遺族全員が詐欺を働いているという事になってしまう。
そもそも、ハイジャックされた時点でこのような美談を捏造するなど不可能だ。それは911がアメリカの自作自演だという極端な説の場合のみ可能なのである。

前にテロ朝でそのトンデモ番組を観たが、アメリカ人のメルフレにそれを言うと一笑に付されてしまった。ちなみに彼は共和党支持者ではない。
神道を愛する日本オタクの彼は共和党・民主党の両党も支持しないリベラル派。
その彼にとっても、911自作自演説はヨタ話なのである。
ただ、『ああ、皆、アメリカ政府を信用してないからそんな陰謀説が出て来るんだよ。まあ、この国も色々問題あるけど、批判精神があるだけ中国みたいな国よりはいい国だと思っているけどね』
と言っていた。

テロリストと闘った乗客たちの記録が文庫となって出ています。
私は未読ですが、一度読んでみたいですね。


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ジェレ・ロングマン

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【911】 ~ ワールド・トレード・センター
アメリカ同時多発テロからもう13年も経ったのですね。
私はこの時、ロンドンにいて、ホテルのTVのニュースから一瞬、火事かと思いました。。
ホテルのテレビを見るとビルに飛行機が突っ込む映像はまるで映画を観ているようでまるで現実感が伴わなかった
ものでした。ニュースでブレアが怒りをあらわにしていたこと、ホテルのロビーではアメリカ人老夫婦がパニックを起こしていたのを覚えています。
知人はリムリックで「アンジェラの灰」ツァー中で、ツァー参加者にアメリカ人がいてニュースを知って泣き崩れたと言ってました。

この時期になると911に関する特集番組が組まれます。
そして、アメリカも関連映画が色々と作られましたが、やはり印象的なのがオリバー・ストーン監督『ワールド・トレード・センター

まず、この映画を観て思った事は、オリバー・ストーン監督色が完全を払拭し驚くほど正攻法で撮られているなということでした。

オリバー・ストーンといえば、実体験を元にベトナム戦争の知られざる暗黒面や悲劇を描いた『プラトーン』や『7月4日に生まれて』、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を、陰謀論の視点から追った『JFK』、シェイクスピア悲劇のようにニクソン大統領の苦悩を描いた『ニクソン』など、どちらかといえば反体制的な色彩を濃厚に出した社会派作品を描く事で有名だ。

ところが、『ワールド・トレード・センター』は、イスラム原理主義者への怒りを露にするでもなく、巷に溢れる陰謀論を展開するでもなく、主義主張、思想のたぐいを一切排除、あの時に起こった出来事を極端な脚色を抑え、また、やたらと情感を盛り上げようとすることなしに、ありのままに淡々と描いている。

あのオリヴァー・ストーンでさえ、現時点ではここまでしか出来なかったかと思うとアメリカ人にとって、いかにあの事件がトラウマとなっているか、これを見るとよくわかる。

2001年9月11日。普段どおり勤務についた港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長(ニコラス・ケイジ)。
やがて彼の耳に、WTCに航空機が突っ込んだとの信じがたい報告が入る。
わけもわからず現場に急行した彼は、部下のウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)らとともにビル内に救出作業に向かうが、そのとき建物が崩落、彼らは瓦礫の下敷きになってしまう。
絶望的な状況の中で彼らは互いに励まし合い、勇気ある海兵隊員によって見つけ出され、救助されるのだが、崩落したビルから20人のみ救助されたという事実の裏にはこのようなドラマがあったのかと感慨無量だった。

出色なのは、彼らを救うためにわざわざ他の州からNYにやってきた海兵隊員。彼は熱心なキリスト教徒で「彼らを救い出せ」という神の声を聞き、子の地までやってきたという。
彼と看護士、他の警察官、消防隊員などがこの絶望的な状況視の中、生存者を求めて奔走する姿は感動的です。

普通、映画では発見された時点でめでたしめでたしとなるのだが、実際はこの後の救出活動が大変なのだ。二次災害を引き起こしかねない危険な状況で一人一人が心を一つにして救出活動にあたる姿ははらはらさせられると同時に深い感動を呼ぶ。
あのようなテロの背景にはアメリカの政策に問題点があったとか、政治的な主張などこの際どうでもいい。
ビルに残された人々を救助するために貿易センター・ビルに入っていった警察官や消防員は紛れもなく正義だったのです。

確かにアメリカのやり方は色々問題があるでしょうしイラク戦争も明らかに失敗でした。
911がアメリカの自作自演という陰謀論が絶えないのは、政府に対する不信感ゆえでしょう。
しかし、評論家の宮崎哲弥氏はこれだけの事を自作自演するのは不可能と断じ、陰謀論がテロを誘発していると指摘し、警告を鳴らしていましたが、オリバー・ストーン自身、それをよくわかっていて、今回陰謀論に乗っていないのでしょう。

彼は自ら体験したベトナム戦争で「アメリカの正義」に疑問を抱くようになったが、アメリカに対する尊敬を全く失っておらず、『華氏911』のようにありふれた陰謀論を展開しているマイケル・ムーアが全くピエロに見えてきてしまう。
同じリベラルでもオリバー・ストーンとは雲泥の差。やはりキャリアの違いでしょうか。


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【映画で歴史をお勉強】 ~ エニグマ
日本では8月になると戦争関連の作品が数多く放映されますが、CSで録画した『エニグマ』をようやく再観賞したので、昔ネットにUPしたレビューを再掲載します。

 1943年、第二次世界大戦が激化する中、イギリスのブレッチリー・パークに集められた暗号解読チームは、一瞬にして最大の危機に立たされていた。解読に成功していたドイツ軍の暗号機エニグマの暗号コードが突然変更されたのだ。
今の今まで手中にしていたドイツ軍の動きが全く分からない。このままでは大西洋上を航海中の大量の供給物資を積んだ連合国輸送船団が撃沈されてしまう。輸送船団が危険海域に入るまで、残された時間はわずか四日。急遽、休暇をとっていた天才数学者トム・ジェリコが、ブレッチリー・パークに呼び戻される。


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一方、イギリス諜報部は、暗号変更は内部のスパイの仕業だとにらみ、調査に乗り出す。ちょうどその頃、ジェリコの元恋人のクレアが姿を消した。ジェリコは暗号と格闘する一方、クレアのルームメイト、ヘスターの助けを得て、彼女の行方を追う。
 エニグマ暗号機は1918年、ドイツの発明家シェルビウスによって発明された電気機械式暗号機械で絶対に解読不可能と言われていた。

 しかし、イギリス政府は戦争に勝つため、エニグマをはじめとする様々な暗号解読のために数学者、言語学者、電気技術者、ドイツ語専門家といったイギリス中の頭脳をブレッチリー・パークに集結させた。ヴィクトリア朝時代の建物ブレッチリー・パークとその周辺30エーカーにわたる公園はイギリス政府が管理し暗号解読者の要請書として使用された。戦時中、ここで一万二千人以上もの人々が働けるようになっていた。

国家の安全保障上の関係からここで行われている仕事は一切極秘とされ、戦後も機密法が実施されていたため、70年代前半までブレッチリー・パークでの仕事は一般市民に知られることはなかった。

この機密規制が非常に厳しかったために50年経った時点でも当時そこで働いていた人々の口から詳しい事情が語られることはなかった。彼らに陽の目が当たるようになったのはごく最近のことであり、製作者の一人、ミック・ジャガーはロバート・ハリスの原作を読んで感銘し、映画化を思いついたという。

アナーキーなイメージの強いロック・スターの彼が普通の娯楽映画や音楽映画を製作するのならわかるが、国の為に尽くした人々に焦点を当てた映画を作るとは意外だった。

 彼と共同制作者のヴィクトリア・ベアマンはこの映画を作るにあたって暗号解説者達の真実と彼らの戦争への貢献を世に知らしめるのが目的だったと語っている。

 マイケル・プラケットは暗号解読者役の俳優達に少し普通とは違う印象を与える事を求めた。これはチャーチル首相がメンバー達を激励するためにブレッチリー・パークを訪れた時、彼らの服装や態度の悪さに驚いたという。彼らは科学や学問には秀いでいていても全ての才能が全てそこに集まっているせいか、世間一般の感覚とはかけ離れた変人が多かったのだ。

 『Breaking the code』という映画描かれているイギリスの天才的数学者、アラン・チューリングは最初期のコンピュータの原型である「チューリング・マシーン」を開発し、みごとに「エニグマ」を解読。第二次大戦で英国を勝利に導いた。しかし、戦後、彼が同性愛者である事が明るみにされると情報局の監視下に置かれ、ついには自殺を余儀なくされる。その後法律の改正後(同性愛の禁止事項の撤廃)、彼の偉業は再評価され、彼の故郷マンチェスターには、通りにアラン・チューリングの名がつけられている。  

 また、チューリングは戦後自ら猛毒を注入したリンゴを食べて自殺したが、アップル・マッキントッシュは彼の功績を称える意味で齧られたリンゴのロゴを採用した。
このようなネガティヴなものをわざわざ会社のロゴにしているのは、コンピュータの親であり、英国を勝利に導いたという功績を持つ数学者をゲイというだけで糾弾し、死に追い込んだ政府に自ら犯した過ちを忘れさせまいという思いと同時に世界に対し事実を後世に伝えていくという意味合いがあるのかも知れない。

 エニグマ解読成功の事実は徹底して秘密にされ、ドイツ軍は第二次世界大戦中、エニグマを使用し続けた。
秘密を守る為に、ソ連の非道さを知っていても秘密にしなければならなかったのだ。

この映画で描かれているカティンの森事件とはソ連国内のスモレンスク西にある村近くのカティンの森で25000人のポーランド人がソ連の内務人民委員部(ソ連の秘密警察)によって銃殺された事件の事を指す。
 1939年9月、ナチス・ドイツとソ連の両方に侵攻されたポーランドは敗北し、多くのポーランド人が戦争捕虜になっていた。
 ドイツ国防軍はカティン近くの森で4000人以上のポーランド軍人、警察官・公務員・元地主の遺体が埋められているのを発見し、ソ連が彼らを裁判無しで虐殺したとして非難したが、ソ連はこれをドイツ軍によるものだと主張した。

 連合国側は暗号解読の拠点であったブレッチェリー・パークで枢軸国の無線通信を傍受し解読していたため、ドイツが大きな墓の穴とそこで発見したものについて気づいていたが、当時はナチスの方が評判が悪く、ソ連は連合国側だということでわかっていながらドイツの主張を無視した。

 1946年、ニュルンベルク裁判においてソ連の検察官はカティンの森での虐殺についてドイツを告発した。彼は「もっとも重要な戦争犯罪の内の一つがドイツのファシストによるポーランド人捕虜の大量殺害である。」などと厚顔にも述べているが、ソ連の台頭を警戒し始めていたアメリカとイギリスがこの告発を支持しなかったので、この問題は扱われなかった。

 ポーランド共産党の幹部たちはこの事件についてソビエト連邦のプロパガンダに同調するだけで真相を究明しようとはせず、1989年にポーランドの共産主義政権が崩壊するまで真実は公にされることはなかった。
 しかし、ペレストロイカによって全てが一変する。1989年、ソビエト連邦の学者たちはスターリンが虐殺を命令したことを明らかにし、一九九〇年、ミハイル・ゴルバチョフはソ連の内務人民委員部がポーランド人を殺害したことを認めた。ソビエト連邦崩壊後のロシア政府はついにカティンの森の大虐殺を含む2万人ものポーランド人殺害を証明する最高機密文書を公開し、全てが白日のもとにさらけ出されたという。

ちなみにこのカチンの森事件はのちにアンジェイ・ワイダによって映画化されている。


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【英国映画】 ~ ブリジット・ジョーンズの日記
 1995年2月28日、イギリスの日刊紙「ジ・インディペンデント」で作家ヘレン・フィールディングによるコラムが始まった。
当初読者の反応はいま一つだったが、回を重ねるごとに前例のない熱狂的ファンを獲得するにいたった。
そのコラムを一冊にまとめたのが『ブリジット・ジョーンズの日記』だ。ごく普通の、というよりかなりイケてない30代独身OLの日常を描いたこの原作は全世界の負け犬女性(30代独身彼氏ナシ)の共感を呼び、一躍大ベストラーになりついに映画化されたのだった。

出版社勤務ブリジット・ジョーンズは32歳、ロンドンのアパートで独り暮らし。夜、実家で開かれた、<新年ターキー・カレー・パーティ>では、周囲から「恋人は?」「結婚は?」と失礼な質問責めにあい、バツイチの弁護士マーク・ダーシーを押しつけられそうになり、うんざりする。

ロンドンに戻ったブリジットは、新年の決意を固める。「体重とお酒とたばこを減らし、今度こそ素敵な恋人を見つけよう!」。
しかし、彼女が惹かれているのは会社のセクシーな上司ダニエル・タリーヴァーだったから始末が悪い。しかし、ハンサムで知的なマークにも好意を持ち始めた。果たして彼女の恋の行方は。

 容姿は十人並み、バカでドジな女の子が素敵な彼をゲットするなんて話、わたしゃ、10代の頃、少女マンガでイヤってほど読んできたんだよ。今更そんな好都合な話バカバカしくて観れるか~、と食わず嫌いを決め込んでいたのだが、友人が面白いというので、CSで観てみるとぐいぐい引き込まれてしまい、なぜこの作品がこれほど人気を得たのかも納得。

自分の食わず嫌いを反省したのだった。だって、仕方がないじゃん。
私は映画に日常を求めたりはしないのだ。私のサスペンスやホラー映画や歴史劇が好きはこういうところから来ているのかもしれないが、30代独身女のさえない日常を観て何が面白いねん、というのが正直な気持ちだった。 

 少女マンガのダメ・ヒロインは10代というやり直しが利く年齢であるのに対し、この映画のヒロインは30代でもはや矯正の効かない年齢だ。そんな仕事も恋もダメな主人公ブリジットが頑張る姿に世の負け犬女性達だけでなく、性別、年齢を問わず観客の共感を覚えるのだろう。そもそもブリジットの取り得というと性格の良さ?くらいで、ほとんど美点らしきものを見出せない。

『キューティ・ブロンド』のエルは美貌で確実にキャリアの面でも成功し、人間的にも成長するから説得力があるのだが、それでは身近に感じられず、あくまで自分には手の届かない絵空事なのだ。
一方、ブリジット自身がほとんど努力もしないまま、映画的ご都合主義のおかげで見事に仕事や彼氏をゲットしたわけであるが、そんな彼女だからこそブリジットと同世代の女性達が感情移入ができたのだろう。

ひねくれ者の私などは「そんなうまい話があってたまるか」とどこか冷めた目で見ていたが、30代女性のほとんどはもはや開き直りの境地に達するのか、あくまでもマイ・ペースを崩さずに生きている人たちだから、ブリジットが下手に成長していい子になってしまってはこの映画は成立しなくなってしまうのかもしれない。でも、私としてはブリジットが一皮向けて女性達も「私も頑張らなくちゃ!」と奮起して欲しいものだが。

 主人公ブリジットをアメリカ人のレニー・ゼルウィガーが演じると決まった時、イギリスでは猛反対運動が起こったという。それだけブリジットはイギリスのアイドルだったのだ。しかし、金を出すスポンサー、アメリカ様には逆らえなかったといったところか。

 ハリー・ポッターの出演者は全てイギリス人俳優を起用するというのが映画化の条件だったそうだが、英国的な要素が詰まったハリポタと違い、アメリカを舞台にしても違和感のない話だからと押し切られてましまったのだろうか。


 そうやって抜擢されただけにレニー・ゼルウィガーは体重を一〇キロ増やしてまでの大熱演には感服する。ただ、山というほどイギリス映画を観てきた私は彼女の英語がどうしても英国英語に聞こえなかった。

 このDVDの特典に原作を抜粋したコラムが載っていたのだが、その中で「ホモ・セクシュアルと三〇代の未婚女性は自然の絆で結ばれているという考えの持ち主だ。どうも常習的に親を落胆させることに慣れているし、世間から変わり者扱いされているというのがその理由だ」という一節が紹介されているが、ちょっと日本では思いもつかない文だとそのユーモアに思わずニヤリ。

 それにしても、三〇過ぎて独身というのは個人主義のイギリスでも偏見の対象になるというのが意外だった。私の知人友人で離婚経験者が何人かいるが、一度結婚し、それに失敗して独身でいるのと、一度も結婚しないで独身というのでは、一八〇度意味が違うのである。こういうところは万国共通といったところだろうか。


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【英国映画】 ~ ノッティング・ヒルの恋人
ラブ・ストーリーにも色々あって、エゴのぶつかり合いばかりで辟易するものもあれば、観ているだけでほんわかと幸せな気分にさせられる作品がある。

 前者は『ベティ・ブルー』『ポン・ヌフの恋人』などの自己中フランス産ラブ・ストーリー、そして後者は『ノッティング・ヒルの恋人』『ラブ・アクチュアリー』である。

 映画の好みは人それぞれであり、恋愛は幸せなだけではない、時には傷つけ合うこともあり、恋愛のネガティブな部分も描くのが真の恋愛映画だと言う人もいる。
しかし、やはり私は相手に対する慈しみとか思いやりが伝わってくるような映画の方が好き。そして、『ノッティング・ヒルの恋人』は、鑑賞した後、一日中幸せな気分に浸れる映画だった。

 高級住宅地ノッティング・ヒルで流行らない旅行書専門店を経営するウィリアムのもとに、世界一有名なハリウッドスター、アナ・スコットが訪れる。うっかり彼女の服にコーヒーをこぼしてしまったウィリアムは彼女が大女優と知らず、服の汚れを落とすために家に招く。虚飾の世界に生きるアナはウィリアムの飾らない人柄に惹かれていく。

現代版 『ローマの休日』とでも言うのだろうか。 
今どき少女マンガでも描かれないような夢物語だが、ヒュー・グラントのちょっとハンサムで情けなくてでも人のいいキャラクターと、美しい風景の中にすんなりととけ込んで、二人の恋の行方をワクワクと楽しく観ることができた。

 癖のある愛すべき脇役達と、シニカルなユーモアに満ちたエピソードが、主役の二人の恋の行方以上にこの映画を楽しく彩ります。

 特にヒューの同居人である変人を演じるリス・イファンズは出色だ。
イギリスでは30代くらいで家を買い、大抵がローンの助けのために部屋をシェアして他人に貸すのだそうだが、ウィリアムのシェアの相手がスパイクという超変人で、こいつがまた最高に面白い。
服を全て洗濯してしまい、着るものがなくてウィリアムのダイビングスーツを着てしまったり、二人のことをかぎつけてきた報道陣の前にパンツ一丁で出ていってポーズをとったりと、映画を思い切り盛り上げてくれる。

 毅然と美しい女性ベラは、ウィリアムの元恋人で今は事故の後遺症で車椅子生活。彼女をウィリアムから奪ったマックスは、深く彼女を愛する料理下手な男。
ちょっと変っているせいか、ちっとも恋人ができないことを嘆いているウィリアムの妹。
皆がウィリアムとアナとの恋の成就の為に労力を惜しまない。

『ローマの休日』と違ってラストは思いきりハッピー・エンド。世界的な女優と平凡な男性の結婚生活必ずしも順風満帆とはいかないだろうが、先のことは考えずに一種のお伽話と割り切ってこの心地のよい結末に浸ればよいのだ。


北村一輝主演の話題のアメリカ映画『マン・フロム・リノ(原題) / Man From Reno』について
ロサンゼルス映画祭でグランプリを受賞した『Man From Reno』の全貌がおぼろげながら見えてきました。
なかなか面白そうで楽しみです。
そもそも、北村さんの作品って彼が出ていなければ観ないような作品が多々ありますから、純粋に作品そのものを楽しみたいものです。『Killers』などは純粋に作品への興味で観に行ったし、『レイド2』も期待大です。

北村さんはなんとも不思議な雰囲気を醸し出しているので、アメリカ人にもそれが伝わったのでしょうか。
彼みたいな多彩な人は日本という狭い枠だけで演じているのはもったいないと思います。
海外ドラマなどにもどんどん出てもらいたいものです。
それには、英語の壁がありますが。
ハリウッドで活躍している日本人は渡辺謙にしろ、真田広之にしろ、浅野忠信にしろ、皆英語が堪能ですからね。

http://www.cinematoday.jp/page/N0065624

北村一輝主演の話題のアメリカ映画『マン・フロム・リノ(原題) / Man From Reno』についてデイヴ・ボイル監督が語った。

 本作は、日本のミステリー作家アキ(藤谷文子)が、喧騒(けんそう)の日本を離れサンフランシスコを旅行中に、ホテルのバーで不思議な魅力を持つ男アキラ(北村一輝)に出会い、殺人事件に巻き込まれたことで、真相究明のために町の保安官(ペペ・セルナ)に協力するというドラマ。映画『ホワイト・オン・ライス』のデイヴ・ボイルがメガホンを取り、ロサンゼルス映画祭のコンペ部門でグランプリを獲得した秀作。

 映画は自然な日本語で描かれている。「最初に脚本全てを英語で執筆し、その後脚本を知り合いに翻訳させた。そして、日本で働くスクリプトスーパーバイザーや日本のプロデューサーを通して、直訳だった脚本をシーン自体は変えずに、日本語の台詞を自然な会話にした。もっとも藤谷文子は完璧なバイリンガルで、彼女と共に撮影2、3日前に日本語の台詞部分をよりリアルで、さらにフィルムノワールのスタイルを維持できるものにした」と丁寧な作業を施したようだ。

 アメリカ映画の現状についてデイヴ監督は「(撮影を行った)人種のるつぼであるアメリカでさえ、異国文化の交流を描いた映画はまれで、特にアジア文化に関しては余計にそれを感じる」と不満をあらわにした。さらに「文化交流のアングルで描くことは、必ずしもメッセージ性があるとは限らないが、ストーリー構成がより豊かになる。ただ注意すべき点は、言語の違いによって生まれる人と人との境界線をストーリーで示せても、キャラクターが自身の文化を主張するようなことは避けて執筆しなければいけない」と語った。

 藤谷演じるアキと北村演じるアキラは謎を秘めている。「今作では二人ともが謎であることと、何度も鑑賞したくなる価値のある作品にすることが重要だった。なぜなら観客にミステリーの謎を徐々にひも解いてほしいが、観客にスプーンで物を食べさせるような理解しやすいものにしたくなかった。だからアキとアキラが初対面でもじっくり観客がこの二人に興味を持つ演出をし、ミステリー作品を鑑賞していることさえも忘れるくらいにした。この瞬間から観客は疑問を抱き、最後までそれがわからないんだ」と演出に自信をのぞかせた。

 映画は、日本文化に精通した監督が、演技派俳優とタッグを組んだミステリーの秀作だ。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)



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【英国映画】 ~ ラブ・アクチュアリー
これも私の大好きなラブ・ストーリー。
CSにて再見

ラブ・アクチュアリー』は「ノッティング・ヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」の製作スタッフが、クリスマスを目前にしたロンドンを舞台に、男女一九人が織りなすさまざまな恋愛模様を同時進行で描く心暖まる群像ラブ・ストーリーである。かつて『Mr.ビーン』のTVシリーズと同作品の映画版、「ノッティング~」「ブリジット~」などの脚本を手掛けたリチャード・カーティスの初監督作品だ。
 ヒュー・グラント、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソンをはじめ、新旧の人気英国人スターを中心に豪華共演が話題になった。


 十二月のロンドン。クリスマスを目前に控え、誰もが愛を求めて浮き足立つ季節。新たに英国の首相となったデヴィッドは、国民の熱い期待とは裏腹に、ひと目惚れした秘書のナタリーのことで頭が一杯だ。一方街では、最愛の妻を亡くした男が、初恋が原因とも知らず元気をなくした義理の息子に気を揉み、恋人に裏切られ傷心の作家は言葉の通じないポルトガル人家政婦に恋をしてしまう・・。

 何よりもまずその豪華キャストに目が眩む。よくぞ、これだけの名優を集めたものだと感心してしまう。しょぼいイメージのビリー・ボブ・ソーントンがアメリカ大統領というのも面白いが、そのアメリカ大統領に盾ついてしまういかにも人の良さそうな英国首相はヒュー・グラント。

こんな頼りなさそうで世界の海千山千の連中と渡り合っていけるのかという一抹の不安がよぎるだが、ラストで、「苛めっ子の友達なんていらない」と一蹴するところはなかなか胸がすく思いがするが、現在の英米の微妙な関係を風刺していて面白い。
ヒュー・グラントのスピーチは情けないトニー・ブレアへの面当てだろうが、あんな風にユーモアとウィットを交えながらアメリカや中国を批判できる政治家が果たして日本に出てくる可能性が限りなくゼロに近いと思うとイギリス人に生まれたかったと思ってしまった。

 群像劇ということで余計だとエピソードもあったが(あのアメリカン・ギャルに憧れる若者の話とか)、登場人物の様々な思いが交差する中、それがラストの大団円へと繋がっていく過程がそつなく描かれ、空港でのシーンでは、思わず心が盛り上がってしまう。
 疲れている時には、こんな映画で、ほっこりと癒されるもいいのではないだろうか?


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【ラブ・ストーリー】 ~ 恋愛小説家
なんか、最近『ウォーキング・デッド』やスティーブン・キングに関する記事が続いているので、ホラー・ブログみたいな感じになってきましたが、私だって女性らしく恋愛映画も観るんですよ。たまにですが[^^;]

恋愛小説家』CSで放映されたので再見しました。

メルビンは売れっ子恋愛小説家だが、その女性の心の動きを繊細に綴った作品とは裏腹に 極度の潔癖症で人間嫌い、救い様のないエゴイストの彼は、思った事を歯に衣着せぬ毒舌で 回りの人間から煙たがられていた。しかし、ひょんな事から隣のゲイの画家の犬を預かる事となり、 彼の生活に変化が現れる。
ゲイの画家とウェイトレスと傲慢な作家の奇妙な交流をコミカルに描く。


「片思いこそが真の恋愛である」とさる哲学者が言っていた。
友人は「キスまでの距離を描く話が好き」と言っているが、私もどうやら恋愛が 成就するまでの話が好きみたいである。そしてこの映画は私のそんな好みを満足させてくれる胸がキュンと切なくなる様な可愛く(ジャック・ ニコルソンにはおよそ似つかわない言葉ではあるが)、それでいて洗練されて粋なラブ・ストーリーだった。

 人間嫌いで傲慢な男が好意とも意識しないで相手にアプローチする不器用な姿 がいとおしくてたまらない。
私ならこんなヤツ絶対イヤだ、と思ってしまうが、 思わず応援したくなるんです。
強迫神経症で毎日同じレストランの同じ席に座って、同じウェイトレスの運ぶ食事しか食べることができない。
自分の「指定席」に先客がいると有無を言わせず、席を替わらせる。
息子の具合が悪く、仕事を休んでいるヘレン・ハントの為に最高の医者を紹介し、なんとか仕事に来させようと涙ぐましい努力をする。
 
 この様にジャック・ニコルソン演じる小説家が変人で思い付きでとんでもない行動を取る上、ゲイの画家等が絡んだり するので先が読めず、どんどん意外な方向に向かうのでわくわくさせられた。 傲慢な小説家が次にどんな毒舌を振り撒いてくれるか、という楽しみも提供してくれる。
まあ、私はこんな奴を受け止めてやれる程の母性本能や忍耐力を持ち合わせていないので現実にこんな奴がいたら絶対に近寄りませんが。 ヘレン・ハントはエライ!
しかし、ゲイの飼っているワンコ、ケガをして仕事ができないゲイの画家に部屋を提供し、共同生活をする内に人間嫌い、強迫神経症を徐々に克服していくあたり、やはり、こういう病気には人との関わりが大事だなと思わせる。

 また、ただ単にハッピーなだけの物語でなく、アメリカの抱える様々な諸問題、 例えば、離婚した女性が一人で子供を育てる事の困難さ、ゲイを含む人種問題、 現代病の一種である脅迫潔癖症についても描いていて、色々と考えさせられます。それでいて決して詰め込み過ぎという感じはしない。

それにしても、これだけ人間嫌いかつ強迫神経症で女性を夢中にさせる恋愛小説が書けるというのが不思議。
まあ、推理小説やサイコ・ホラーを書く小説家が殺人を犯さないように、資料やモニタリングでも充分なのかもしれませんが。不倫を演じる為に不倫をするのはもっとも簡単ですが、ほとんどの俳優が役の為に不倫するわけでもないですしね。

あと、この映画の影の主役はあのワンちゃんですね。 アカデミー賞に「最優秀アニマル演技賞」なるものがあれば、絶対このワンちゃん が受賞する事間違いなしでしょう。


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【新作海外ドラマ】~ 中東版ゴッドファーザー、『Tyrant』
昨日、『デビルズ・ダブル』について書いたので、中東を舞台にした政治ドラマ『Tyrant』の紹介を。
中東にいる父親と折り合いが悪く、アメリカに移住しているイスラム系アメリカ人が結婚式に参列する為に一時帰国しただけのつもりが、家督相続に巻き込まれるといったまさに中東版『ゴッドファーザー』
しかし、主人公の子供達はセレブだとはいえ、中東に暮らすのなんか嫌だろうなあ。

それにしても、アメリカに住んでいてかつ、英語が堪能だと新作ドラマが楽しめていいですね。
たとえ、アメリカに住んでいても英語ができなかったら意味ないですからね。
もっとも、まだまだ未見のドラマが沢山あるので、お目当ての新作が来なくてもしばらくは退屈しそうにありませんが。
そもそもこのドラマの製作者が手掛ける『HOMELAND』さえ、まだ一話しか観てないし、エミー賞にノミネートされた『MADMAN』も観たいし、忙しいのだ。

中東版ゴッドファーザー『Tyrant』

いきなりだが、『ゴッドファーザー』シリーズは何十回も鑑賞しているほど、私の大好きな映画である。今夏、中東版『ゴッドファーザー』との前評判のドラマ『Tyrant』が米FXで放送開始されると耳にして、早速プレミアを観たが、最初の1時間で早くももうこのドラマの虜になってしまった! ハマったら止まらないおもしろい展開になることは容易に見えているのだ。なにしろ製作総指揮者に名を連ねるのは『HOMELAND』を手掛けるハワード・ゴードンとギデオン・ラフなのだから! とある中東の国の話なのに全てのセリフがアラビア語ではなく英語というのは違和感があると言えばあるが...米国製作ドラマだから、まっそれは置いといて(笑)。

『Tyrant』は長年、内乱で国内情勢が不安定な"アブディン"という架空の中東のイスラム国を舞台に、巨大な権力と財産を握るファミリーと、彼らによって武力弾圧で抑圧されて暮らす国民や反体制派グループとの争いを描く政治色の強いシリアスなドラマだ。ストーリーはフィクションで架空の国が舞台ではあるが、エピソードを観ていくうちに「中東に実在する"あの国"と"あの国"を合わせてモデルにしたような国だな~」と、なんとなく分かってくる。ちなみに"Tyrant"とは"専制君主、暴君"という意味である。

ストーリーを少しご紹介しよう。小児科医師バッサム"バリー"アルファイードは、若い頃に米国へ自主亡命して以来、20年間一度も母国アブディンに帰国していなかった。米国人の妻と、ティーンエイジャーの息子と娘との4人家族で幸せにロサンゼルスで暮らしていた。バッサムは自分の過去について家族にもほとんど語らないが、実は母国アブディンで圧倒的な力を保持する大統領こそバッサムの父カレードなのだ。残虐な行為で国民を弾圧統制してきた恐怖政治を何十年も続けている独裁者で大富豪でもある父に反発して、父とはほとんど連絡も取っていないバッサムだったが、兄ジャマールの息子、すなわちバッサムにとって甥のアハメッドの結婚式に参列するため、気乗りしないながらも20年ぶりにアブディンヘ家族4人一緒に帰国したことで、彼らの人生が180度変わってしまう!


エピソード初回でいきなり大統領である父が脳卒中で急死してしまう。「オマエなしでは一族は全滅する。私は間違っていた。オマエが後継者であるべきだった。兄ジャマールの右腕となってくれ!」と、バッサムに告げて父は息を引き取る。一方、兄ジャマールは父の死後、とあることがキッカケで崖から車ごと落ちて瀕死の重体。甥の結婚式が終了したら早急に米国へ帰国するつもりだったバッサムの思惑は見事に崩れてしまい、アブディンに留まるを得ない状況に陥ってしまう。父の死後、兄ジャマールが自動的に大統領に就任して、バリーは病み上がりの兄を少しサポートしようと不本意ながらも母国に少し滞在することを決意していくが...。

カッとなりやすい兄ジャマールだが、正反対の性格の弟バッサムをかわいがっていて、弟の助言には耳を傾ける素直な一面も持っている。そしてこの兄弟の周囲には、軍隊を統括する強硬派の叔父タリク将軍、甘やかされて育ったジャマールの放蕩息子アハメッド、美しく勝気な性格のジャマールの妻ライラ(実は若い頃にバッサムとキスした仲)、ゲイと公言しているバッサムの息子サミー...など個性豊かなキャラクターが揃っている。

頭に血が上りやすく短気で女癖が悪く、傲慢で周囲から恐れられているが、実は弱気な一面を持つが故に、それを隠そうと余計に暴力的になる兄ジャマールを演じるのは、『300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~』、『キングダム/見えざる敵』など映画界で活躍してきたアラブ系イスラエル人のアシュラフ・バルフムだ。失礼ながら、そのコワモテの外見がジャマール役にピッタリなのだ。一方、物腰が柔らかく冷静で物事を論理的に進めようとするが、イザとなったら素早い行動力を発揮する弟バッサムを演じるのは、『しあわせの処方箋』、『Hunted/ハンテッド』などのドラマで活躍していた英国出身のアダム・レイナー。 アダム自身はイスラム教徒でもアラブ系でもないが、無精ヒゲをはやして、中東系らしく見せている。


(アシュラフ・バルフム)
さて、イタリアン・マフィアのコルレオーネ・ファミリーについて描いた『ゴッド・ファーザー』シリーズでは、ファミリーの後継者で血気盛んな長男ソニーが惨殺され、ドンであった父ヴィトー亡き後、気弱で頼りない次男フレドを押し退け、マフィア稼業を継ぐ予定のなかった三男マイケルが後継者となる。当初マイケルは、家族を愛しながらも稼業を嫌って敬遠していた。堅実で理知的なマイケルが次第に冷淡で傲慢な性格になり、皆に恐れられるマフィアのドンとなっていくストーリーだが...この『Tyrant』を観ていると、まるでソニーがジャマールに、マイケルがバッサムに思えてくるのだ。嫌々ながらファミリー・ビジネスに足を踏み入れて行くバッサムにも、心の奥底にアルファイード家の血を引く冷酷な一面が隠れているのではないだろうか? と疑ってしまう...。

ゴッド・ファーザー

アルファイード一族による独裁政治に抗議する民衆により発生した地下抵抗組織や、あどけない少年兵を含む反体制派テロリスト・グループに対して、武力弾圧で統制しようとする兄ジャマール。対話を重んじ、民主主義精神で問題解決を図ろうとする弟バッサムの行く末はいかに!? 家族の愛憎、名誉、誇り、悲劇、様々な人間模様を描いたシリアスで壮大なドラマ『Tyrant』から目が離せない。


ライター:サーシャLK



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【少し前の映画】 ~ デビルズ・ダブル
戦場カメラマンの渡部陽一氏がウダイの拷問部屋を確認したと言っていましたが、よもやここまで酷い男だとは…

サダム・フセインの功罪に関しては、様々な意見がありますが、「自分に逆らわない」という条件付きではあっても、病院や学校やモスクを建て、女性をイスラムの因習から解放し、社会進出を薦めるなど功績も大きい。
そもそも西洋かぶれのフセインはイスラム原理主義が大嫌いで、強引とも言える手法で連中を追い出し、イラクに安定と平和をもたらましました。

リビアのカダフィ、シリアのアサドなど西洋に敵対する独裁者を排除する為に欧米は反対勢力を片端から支援した結果、『イスラム国』などというわけのわからないならず者組織が台頭、豊富な資金源を武器にシリアやイラクなどの都市を制覇。彼らに反対する村数百人を皆殺し、女子供は拉致して性奴隷にするか売り飛ばすという鬼畜な行いに、穏健派のイスラム教徒はおろか、あのアルカイダでさえも彼らを批判する始末。
はっきり言います。フセインを排除したのは完全に間違いでした。

反対派にとっては恐怖政治以外の何物でもなかったとはいえ、部族間での争いが絶えないイスラム社会では、力のあるリーダーが国を一つにまとめるのが定石でした。ただ、中東やアフリカの独裁国にありがちな傾向として、国を一族の所有物にしてしまうという弊害があります。

ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)=「高貴な者の義務」という言葉がありますが、恵まれた環境にある者はそれなりの責任が伴います。マザー・テレサの家や発展途上国のボランティアに参加している人にセレブが多いのは、幼いころからそういう事を叩き込まれているからでしょう。あのアーパー娘パリス・ヒルトンでさえ、慈善活動には熱心ですし、自己満足という側面もありましたが、ダイアナ妃も数々の慈善活動に参加していました。
しかし、このウダイには、国民へのアピールとして、ポーズでさえもそういういいところを見せようという気持ちがかけらもないのです。

毎日クラブに出没しては女と薬にうつつをぬかし、戦場で戦士を鼓舞するのも影武者に丸投げ。
まるで、わざと嫌われようとしているとしか思えない言動の数々…
しかし、単なる享楽主義者のどら息子ならまだましなんですよね。人間としての最低限の道を外れてさえいなければ。
ところが、こいつはブレーキの壊れたの暴走車で、自分の欲望のままに行動する。気に入った女学生を拉致して強姦、披露宴中の花嫁の初夜をいただくなど、圧倒的な権力をバックにやりたい放題。

西側の映画だし、誇張じゃないかとも思いましたが、モデルになったラティフ氏によると映画はウダイの残虐性を20%も描けていないそうです。
試合に負けたサッカー代表を鞭打ったなど乱暴なエピソードには事欠きません。

なぜ、ウダイがこんな風になってしまったのか、映画では父親の愛人の存在で母が苦しむのが耐えられなかったというくだりがありますが、それだけではどうも説得力に欠ける。

ラティフ氏は、「権力を自在にかざせる立ち場にいたからだとか、有り余るお金のせいで常識を失ったのだとか言う人もいますが、私はそうは思いません。ウダイに関しては、生まれつきの"悪"だったと私は思います。サダム・フセインをはじめとする政治家たちにも会いましたが、ウダイほど酷い人間は他にはいませんでした。ウダイのことを昔からよく知っている人間も、『ウダイは生まれついてのサディストだ』と言っています。環境のせいではなく、根っからの悪です。ウダイは人間ではなかったと思いますね。」と語っています。

 アメリカがイラク戦争で行った唯一のいいことはこのウダイをあの世に送ったことですね。
ただ、被害者は自らの手で八つ裂きにしたかったことでしょう。
ウダイにとって反体制派に引き渡されなかったのは幸運だったかも。
政治色は一切排除してウダイの狂気を描くことに特化したのがかえって良かったと思います。ベルギー映画だそうですが、アメリカ映画なら下手なプロパガンダ映画になりかねないところだったでしょう。

 こんなどら息子が恐怖政治を敷いていたとしても、多くの庶民は巻き込まれる事もなく(気に入られた女子大生は気の毒ですが)、「イスラム国」よりははるかにましでしょう。


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2014エミー賞授賞式
先日、AXNでエミー賞授賞式が放映されました。
受賞は以下の通り。
日本に入ってきてないものが多いのですが、やはり『Breaking Bad』が主要部門独占といった形になりました。
最近完結したそうですが、『ロード・オブ・ザ・リング』同様、完結してからの評価といったところでしょうか。
特に助演男優賞のアーロン・ポールは今後映画界でも引く手数多でしょうね。

そういえば、昔は映画とテレビの俳優は住み分けていたというか、TVで人気が出て映画界に行った人はTVには戻ってこなかったものですが、最近では映画スターがTVドラマの主役を勤めるようになりました。
今回のエミー賞でもケビン・スペイシー、マシュー・マコノヒー、ジュリア・ロバーツ、ジェシカ・ラング、キャシー・ベイツと堂々たる顔ぶれですしね。今回賞レースからは外れていますが、『フォロイング』のケビン・ベーコンもいます。
個人的には『ファーゴ』のドラマ・シリーズと『Normal Heart』が気になります。

IMDBによると『Normal Heart』は、『OZ』『ROMA』など常に意欲的な作品を提供しているケーブルTV局、HBOの作品で、AIDSが社会問題化し始めた頃の80年代初頭のNYを舞台に、ゲイの活動家が差別と偏見と闘いながらHIVに関して、人々を啓蒙していくといった内容らしく、日本放映が待たれます。
今では、映画やドラマで当たり前のように主人公をサポートする愛すべきキャラとしてゲイが登場しますが、80年代初頭はゲイへの偏見は凄まじく、その闘いはショーン・ペン主演『ミルク』でも描かれています。

★ドラマ・シリーズ部門
作品賞 (Outstanding Drama Series)
ブレイキング・バッド

主演男優賞 (Outstanding Lead Actor In A Drama Series)
ブライアン・クランストン「ブレイキング・バッド

主演女優賞 (Outstanding Lead Actress In A Drama Series)
ジュリアナ・マルグリース「グッド・ワイフ」

助演男優賞 (Outstanding Supporting Actor In A Drama Series)
アーロン・ポール「ブレイキング・バッド

助演女優賞 (Outstanding Supporting Actress In A Drama Series)
アンナ・ガン「ブレイキング・バッド

ゲスト男優賞 (Outstanding Guest Actor In A Drama Series)
ジョー・モートン「スキャンダル 託された秘密」

ゲスト女優賞 (Outstanding Guest Actress In A Drama Series)
アリソン・ジャニー「Masters of Sex」

監督賞 (Outstanding Directing For A Drama Series)
イリー・ジョージ・フクナガ「True Detective/二人の刑事」

脚本賞 (Outstanding Writing For A Drama Series)
モイラ・ウォリー=ベケット「ブレイキング・バッド


★コメディ・シリーズ部門

作品賞 (Outstanding Comedy Series)
「モダン・ファミリー」

主演男優賞 (Outstanding Lead Actor In A Comedy Series)
ジム・パーソンズ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」

主演女優賞 (Outstanding Lead Actress In A Comedy Series)
ジュリア・ルイス=ドレイファス「Veep」

助演男優賞 (Outstanding Supporting Actor In A Comedy Series)
タイ・バーレル「モダン・ファミリー」

助演女優賞 (Outstanding Supporting Actress In A Comedy Series)
アリソン・ジャニー「Mom」

監督賞 (Outstanding Directing For A Comedy Series)
ゲイル・マンキューソ「モダン・ファミリー」

脚本賞 (Outstanding Writing For A Comedy Series)
「Fargo」


★テレビムービー

作品賞 「Outstanding Television Movie」
「The Normal Heart」

主演男優賞 「Outstanding Lead Actor In A Miniseries Or A Movie」
ベネディクト・カンバーバッチ「SHERLOCK シャーロック」

主演女優賞 「Outstanding Lead Actress In A Miniseries Or A Movie」
ジェシカ・ラング「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」

助演男優賞 「Outstanding Supporting Actor In A Miniseries Or A Movie」
マーティン・フリーマン「SHERLOCK シャーロック」

助演女優賞 「Outstanding Supporting Actress In A Miniseries Or A Movie」
キャシー・ベイツ「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」

監督賞「Outstanding Directing For A Miniseries, Movie Or A Dramatic Special」
コリン・バックシー「Fargo」

脚本賞「Outstanding Writing For A Miniseries, Movie Or A Dramatic Special」
スティーヴン・モファット「SHERLOCK シャーロック」


Breaking Bad
BreakingBad



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【アンダー・ザ・ドーム】 ~ Season1 前半感想
fuluで『アンダー・ザ・ドーム Season2』が先行放映されています。
実にアメリカでの放映一週間という驚異的早さです。
fuluの放映作品は少々古い作品が多いと思ってましたが、fuluでのみ限定放映の海外ドラマがたまにあるんでうしょね。
それにしても、『アンダー・ザ・ドーム』の購入は思い切ったことしたと思いますが、これで加入者が増えるんでしょうね。
4月に借りたばかりだというのに、デティール忘れてしまったので、fuluでSeason1も再見しました。

米国東部のある田舎町が突然、透明な巨大ドームに覆われた。
アメリカの田舎町、普段は何事もなく住人は暮らしている。そんな町に見えないドーム状の障壁が突然あらわれ、外部世界と遮断されてしまう。 町全体を取り囲む障壁は、透明で外界の様子は見えるものの音は聞こえず、行き来することが出来ない。上空を飛んでいたセスナでさえ障壁に激突して大破してしまう。 障壁を辿り、出入り口を探す者も現れるが、住宅、森、動物、人間でさえも寸断されている。

町に閉じ込められた住人は、自分自身が置かれている立場を受け入れようと試みるが、徐々に住人たちの不安・不満・不信の不協和音は大きくなっていく。このドーム状の障壁は、一体誰が、何の為に、どうやって・・・。政府も警察も軍も世界中を巻き込んで、人類史上前代未聞の出来事に、謎の究明と町全体の救援に乗り出してゆく。



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こちらが原作

アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫)アンダー・ザ・ドーム 1 (文春文庫)
(2013/10/10)
スティーヴン キング

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この作品がドラマ化されていると知った時、原作を読み始めたのですが、1巻まで読んだところで、ビデオ・リリースされたので、原作を中断して、借りてきました。
ある日突然、街が目に見えないドームに覆われるという基本的な設定以外、キャラクターや話の展開が微妙に違うんですよね。
 
そもそも冒頭からデイル・バーバラ、通称バービーが人を殺めてその死体を穴に埋めるところから始まるので戸惑いました。
それについてはしばらくしてから説明がなされるんですが、その殺した相手がのちに彼と強い関わりを持つことになるジュリアの元夫という設定。
また、原作ではビッグ・ジムの息子ジュニアは冒頭でアンジーを殺した揚句、彼女の友人のドディさえも殺し、彼らの死体を地下に置いているという完全な異常者ですが、ドラマ版のジュニアは彼から別れようとするアンジーを自宅の地下室に監禁はしてしまうストーカーであり、欠陥の多い人間だけど根っからの悪人というわけではないようです。
また、天才少年ジョーはアンジーの弟という設定でスケボー少女ノリーは外部からやってきたパンク少女という設定になっています。

あと、原作には登場しないエピソードやキャラクターが登場し、原作とは違った様相を見せています。
原作と違うとはいえ、読んでしまうと原作と比べたりして、ドラマが半減するので1巻読んだところで止まっていますが、ドラマがひと段落ついたらまた読み始めようかと思っています。
原作では自警団となった若者がシングル・マザーをレイプするシーンがあったり、原作は厭らしさ全開なのですが、ドラマの方は原作に比べてややマイルドになっているような気がします。
しかし、閉じられた世界で繰り広げられる人間達の葛藤というキングお得意の黄金パターンは健在で、キング&フランク・ダラボンの黄金コンビによる『ミスト』を彷彿させます。

そして、こういう極限状態に陥ると必ず現れる終末論者。
『これは神の天罰である。悔い改めよ!』とか言って皆を先導するヤバい奴ですが、案外人心を集めてしまうのが怖いんですよね。

はたして、ドームの正体は何なのか。
前半では鍵を握る少年シジョーと外部の少女が森の中でドームの発生源と思われる黒い卵形の物体を見つけるところまでが描かれていますが、どう考えても地球上のものではなさそうです。
ミサイルによる破壊は失敗しましたが、ドームは住民を閉じ込めた一方で彼らを保護してくれる存在でもあるわけです。
もし、地球に隕石が落下したり、核戦争が起こってもドームの中だけは無事ということになりますが、もし、そのような事が起こったとしたら現代のノアの方舟となるわけです。

それにしても、ドームを巡って世界でどのような論争が起き、どのような対策が取られているか、そのあたり、全く描かれてないので余計に不安をあおられます。
ドームの中の人間ももちろん怖いでしょうが、当事者以外の人達はある意味もっと恐怖を感じているかもしれません。
毎日、ワイドショーはこのことでもちきりでしょうね。


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【英国映画】 ~ ウェールズの山
昨日、『コーンウォールの森へ』について書きましたが、コンウォールとくれば今度はウェールズ。
昔、UPした『ウェールズの山』のレビューを転載します。

監督:クリストファー・マンジェ
出演:ヒュー・グラント/コルム・ミーニー/タラ・フィッツジェラルド


第一次大戦時のウェールズ、英国から2人の測量技師がウェールズの山を地図に載せる為にやって来る。彼らはウェールズの住民が誇りに思う山"フィノン・ガルウ"を規定の305メートルに6メートル足りないと"丘"と診断してしまう。オイラ達の大事な"フィノン・ガルウ"が丘だなんて許せん、それなら山にしてやろうじゃないか、と村人が一致団結して土を積み上げ始めるが・・。

原題は"丘に登って山から降りた英国人"。どこか寓話的な赴きのあるユーモア溢れるこの作品は私のNo.1英国映画

ウェールズ人は元々ケルト人、イングランド人とは違って、情緒的でケンカっぱやい。そして何かというとイングランドに対して対抗意識を燃やす。
日本に帰化されたC・W・ニコルさんの本を読むとウェールズ人がいかにイングランドに対して敵意を抱いているかがわかります。ウェールズ人やアイルランド人は、敵の敵は味方ということで、先の対戦では、ドイツや日本に肩入れしていたくらいだそうです。

フュノン・ガルウは、イングランドからウェールズ南部に来た者達が最初に出くわす山であり、村人達にとってイングランドと自分達を分かつ上で単に地理的な意味を越えたウェールズ魂を象徴する山なのだそうです。
ヒュー・グラント扮する英国人が測量をしている間、パブの客が山の高さ当ての賭けをするのですが、教師が山の高さを299メートルと予想するとパブの主人が「305メートル以下は認めん、お前は英国人の手先か」と言ったり、その教師が山に土を積むのに協力しなかったりすると「売国奴」呼ばわり。また、測量技師達の車を牧師がパンクさせたり、汽車は来ないと嘘を言ったり村ぐるみで測量技師達がロンドンに帰るのを妨害する様は、悲しくもおかしくて憎めないのです。

英国人達が足止めを食っている間、村人達はせっせせっせと"丘"に土を積み上げるのですが、その間雨が降って土が流れたり、反目し合う放蕩者と牧師さんが和解したり、ヒュー・グラントと地元女性との間にロマンスが生まれたり、様々なドラマが展開するわけですが、再び測量して山と認めた彼はその上で結婚を決意。
"丘に登って山から降りた英国人"とはまさしく彼の事だったのです。

このウソのような話は実話らしく、ラストでは彼らの子孫が登場します。そして「長い年月の末、風雨にさらされ、再び山は丘に戻ってしまった」というナレーションに、「何だと! それならまた山にしてやるまでだ」と、彼らは再び土を山に積み始めます。そこには老いも若きもパンク少年までが混じっていたのがおかしいやら微笑ましいやら。

山国に住む私にしたら、自分の土地の起伏が丘であろうと山であろうとどうでも良く、むしろなだらかな丘陵がどこまでも続く英国の田園風景や、アメリカのパノラマ的な風景に憧れを抱いてしまいますけどね。


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【クリスチャン・ベール】 ~ コ-ンウォールの森へ
昨日、『エクソダス 神と王』について書いたので、クリスチャン関連の映画を1本紹介。
こんな映画、よほどのクリスチャン・ファンでもない限り、誰も知らないだろうなあ。

『コンウォールの森へ』は「戦場のメリー・クリスマス」等の名プロデューサー・ジェレミー・トーマスの初監督作品。
宣伝ポスターには「あの夏、僕は森で妖精に出会った」という、ファンタジーを思わせるコピーが付けられていますが、実際は、クリスチャン演じるボビーという、交通事故の後遺症で精神年齢が10歳程度しかない青年が、実母亡き後自分を虐待する養父から逃れてたどり着いた森で、死んだ動物の為に墓を作り続ける、風変わりな老人・サマーズ(ジョン・ハート)に出会って奇妙ながらも親子のような絆を築いていくという物語。


一言で言うとワケありの初老の男と知的障害を持つ青年との心の邂逅物語といった ところでしょうか。
心温まる人間ドラマとサスペンスが一緒くたになったような話で中途半端な部分なきにしもあらずといったところですが、人間嫌いのサマーズが純粋なボビーに接する内に頑固な心が次第にほぐれていく過程などが、良かったですね。

過激な動物愛護家というのはどこか世間離れしてるものですが、狂気を秘めているところもわざとらしくなく自然に演じてしまうあたり、ジョン・ハートという人はつくづく名優だなと思わせます。

 10年以上前の作品なので、知的障害を持つボビーを演じるクリスチャン・ベールは信じられないくらい可愛く、『アメリカン・サイコ』や『バットマン・シリーズ』と同一人物とは思えないくらいです。
カメレオン俳優と言われるのも当然と思わせるその繊細な演技には思わず唸らされてしまいます。

アーサー王伝説ゆかりの地グラストンベリー、木漏れ日が差込む神秘の森、柔らかな陽光が反射する小川のせせらぎなどなど映像的にも見所満載。遠いケルトの記憶を呼び起こさせるようなコンウォールの光景は郷愁タップリで心に安らぎを与えてくれます。

日本版DVD発売されてないんですね。残念。

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【クリスチャン・ベール】 ~ Exodus Gods and Kings 映像解禁
エクソダス:神と王』の映像が届きました。
これを見る限りでは、相変わらずの映像美、『グラディエーター』を思わせるアクション・シーンに圧倒されます。
モーセを描いたものでは有名な『十戒』の他にアニメ『のプリンス・オブ・エジプト』がありますが、『ノア 約束の船』も極端な解釈がなされただけに、聖書界でも一、二位を争う人気者モーセをどのような描いているか興味津々です。


巨匠・リドリー・スコット監督が壮大なスケールで英雄・モーゼを描いたスペクタクル・アドベンチャー超大作『エクソダス:神と王』のポスタービジュアルと予告編が解禁された。

 『グラディエーター』でアカデミー賞作品賞に輝き、一作品ごとに世界中の注目を集めるスコット監督が今回描くのは、旧約聖書の「出エジプト記」で綴られるあまりにも有名な「モーゼの奇跡」の数々。

 解禁となった特報では、最新VFXと3D技術を駆使し、リアリティ溢れる壮大なスケールで描き出した本作の一部が明らかになった。

 「予告編で見られる映像は氷山の一角にしか過ぎない」と断言するスコット監督だが、強大なエジプト軍との熾烈なバトルアクション、次々と地を襲う巨大な災いなど、圧倒的スペクタクルが展開。ポスタービジュアルで対峙する英雄モーゼと、狂気の王・ラムセスの、運命に翻弄される二人の生い立ちも垣間見ることが出来る。

 舞台は紀元前1300年、栄華を誇った最強王国エジプト。その王家で養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、数奇な運命に操られ、兄弟同然に育てられたエジプトの王・ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、たった1人で40万のヘブライの民を救うため“約束の地”を求める長い旅の途に就く…。


 映画『エクソダス:神と王』は2015年1月公開。



【CS観賞映画】 ~ パーフェクト・センス
人間に備わる五感を奪う謎の感染症がまん延し、人類存亡の危機に陥った世界を舞台に、危機的な状況下で巡り合った男女の恋の行方を描く恋愛ドラマ。主演は『ムーラン・ルージュ』などイギリスきっての実力派俳優ユアン・マクレガー、彼と恋に落ちる科学者に『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーンがふんする。監督は、『猟人日記』でもユアンを主演に迎えたデヴィッド・マッケンジー。世界を舞台にした壮大なストーリーと、愛の意味を問う人間ドラマを融合させた斬新な映像世界が異彩を放つ。

あらすじ
“SOS”と命名された原因不明の奇病が世界中で爆発的にまん延し、感染者たちは嗅覚や味覚、聴覚などの五感を次々と喪失し、人類は存亡の危機にひんしていた。
そんな状況の中で出会ったシェフのマイケル(ユアン・マクレガー)と科学者のスーザン(エヴァ・グリーン)は、謎の病に侵されたまさにその瞬間、互いに惹(ひ)かれ合う。しかし、謎の病の前に人類はなすすべもなく世界は終局を迎えようとしていた……。 シネマトゥデイより



設定としては人類ほぼ視覚消失の『ブラインドネス』を彷彿させますが、がサスペンス的要素が強かった『ブラインドネス』に対し、異変に立ち向かう科学者スーザンと、五感すべてで人々を楽しませるシェフのマイケルのラブストーリーを軸にヒューマンドラマとして描いています。

 最初失われるのは臭覚。私の父も歳を取ってから鼻が効かなくなったと言ってましたが、医者もこのたぐいかと最初は軽く考えているわけですが、同じ症状に悩まされる人が増えるにつけ、新たな伝染病だと認定されます。

 この映画の主人公のマイケルの職業はシェフですが、料理は味覚はもとより、匂い、視覚で楽しむものなので、匂いが失われただけでも料理人たちはパニックに。しかし、そんな中、嗅覚が失われても人々に会食の楽しみを提供しようと工夫します。
 さすがに人々の味覚が失われるとおいしい料理を作る意味などないのではと絶望に陥るのですが、それでも美しい料理を提供し、目で楽しんでもらうのです。

 味覚がないのなら「油と小麦粉と野菜」を口の中に放り込めばそれで済むはずですが、それでは動物と同じであり、あくまでも人間らしい文明を維持しようと努力します。
 しかし、さすがに聴覚が失われると、次は視覚が失われる可能性が濃厚になり、絶望した人々は人との繋がりをより求め、マイケルもスーザンとの愛にすがり始めます。

 そんなふたりの関係を軸に、どんな苦難に見舞われても、困難を乗り越え、前向きに生きようとする人々の姿が胸を打ちます。
 もちろん、暴力や略奪に走る人々の醜い姿も映し出しますが、それは状況を映し出すためのものであり、パニック映画としての側面はほぼ皆無。詩的なナレーションで情感を盛り上げています。

 果たして、五感と五体満足でゾンビが席巻する世界で生き延びるのと五感全てが失われた世界ではどちらが人類の生存率が高いかというと前者に決まっているでしょう。
 どちらにせよ、私ならどちらのシチュエーションでも生き残れないでしょうね。


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【スティーブン・キング】 ~ ランゴリアーズ
『ウォーキング・デッド』やホラー映画の話が続いたついでにスティーブン・キング原作『ランゴリアーズ』の紹介をさせていただきます。

(注)これは以前にパソ通にUPしたものをそのまま転載しました。

ロスからボストンに向かう真夜中の飛行機、眠りから覚めた者たちを驚愕が襲う。 たった11人を残し、他の乗客が皆消えているのだ。11人の中には幸いパイロットがいて 途中の飛行場に着陸させるが、その飛行場ももぬけの空だった。

「ショーシャンクの空に」や「黙秘」のようなメジャー系シリアス映画はまあ別格としても この作品はキングのホラー作品の中で上質の部類でしょう。 私の中ではベスト1に持ち上げたいと思います。

上下巻組3時間のTVムーヴィーで「トワイライト・ゾーン」みたいなオムニバス作品の1エピソードの拡大 版といった感じなんですが、よくまあこの手の話をここまで膨らませる事ができたと キングの才能にはひたすら脱帽。

恐いんだけれどもキング特有の後味の悪さはなく、希望を捨てず、あらゆる智恵を絞って絶望的な状況から抜け出そうとする人間の勇気と可能性というテーマを打出していて、「ショーシャンク・・・」等にも通じる 爽やかで気持ちのいいな鑑賞後感を得られました。

ビデオのパッケージには、怪物の写真が載っていたのでキングのクリーチャー物が 余り好きでない私は全然期待しないで観たのですが、怪物のシーンはごくごく象徴的なものにとどめられ、増してや怪物との対決などはなく、一貫して異常な状況 に置かれた人々の人間ドラマと葛藤に焦点を当て、心理的な恐さを描く事に力点を置いていたのが功を奏したと思います。
私の好きなホラー映画とは、主人公が味わう恐怖を体感できるような映画なんですよね。

ストーリーは飛行機版マリーセレスト号事件とでも申しましょうか。
ボストン行きの飛行機が別の次元に落ちてしまい、乗客達がそこから何とか脱出しようとするのですが、その異次元には意外な秘密が.. と、ここまではよくあるパターンなのですが、とにかく着想が変わっていて、今までの タイム・トラベルものや異次元スリップものとは一線を画しています。

キング作品は異常現象の正体が何かわかるまでの過程で生ずる心理描写ををねっちり じっくり描く事には定評があるけど幽霊の正体見たり枯れ尾花、というか正体がわかってしまえばどってことないといった感じの肩透かし映画が多く(「IT」のお化け蜘蛛、「トミー ノッカーズ」の宇宙船等)ラスト、すっきりしない場合が少なからずありますが、今回の 発想は目からウロコでした。

また、キングものといえば、今までは片田舎の小さな閉鎖的な町を舞台に したものが多かったけど、飛行機と空港を舞台にしていたのも斬新。
未だにわからない部分があるし、色々と突っ込みたい部分も多いので是非とも 原作読んでみたいと思っています。

原作はこちら

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【北村一輝】 ~ コワイ童話『人魚姫』 
4か月前、長編『天地人』を必死の思いで観賞し終わった後、これでしばらく一息つけるなと思ったものですが、北村一輝さんは映画/ドラマ共に出演作が非常に多く、次から次へと観たいものが出てきてレンタルで観れるものでさえまだ消化しきれていません。

基本的にスケジュールが合う限り、オファーは断らないといった謙虚な姿勢がこのような本数となってしまったわけででしょうが、既に人気者になった今でも『怪物君』などという映画に出演するためにインドまで行くって律儀にもほどがあるでしょう。単にインドに行きたかっただけかもしれませんが。

しかし、観れば観るほど彼の多彩さ、その変幻自在ぶりにますます深みにハマってしまい、レンタル店にないものを探して、無料動画サイトまでチェックする始末。

2chの北村一輝トピに行ったら、ゲイらしき方が出没していて、非常にDeepな世界を垣間見てしまいました。
彼は何度かゲイの役をやっているということもあり、妙にゲイ受けがいいようです。
作品の情報を知りたいがゆえにROMしていたら『コワイ童話/人魚姫』が超ヘタレだけど可愛いと評判だったので海外の無料動画サイトで観てみました。
DVDにもなっておらず、今はレンタルでも見つからないコアなドラマですが、共演者がなんと小雪なんですね。

誰もが知っている童話を現代風にアレンジしたホラー
こんな面白いドラマがあったなんてホラー・ファンとして迂闊でした。

ストーリーは男が3人、橋に集まるところから始まります。
新聞広告によって集まった彼らの共通点はというと「人魚姫の館」というファッション・ヘルスに勤める潮という女性に破滅させられた、というもの。そこでここに彼女を呼び出し、復讐してやろうという目的で集まってきたわけですが、話は彼らの回想へ入って行くという形式をとっています。


ここからは、ネタバレが入ってますので、観てない方でこれからぜひ観てみたいという方は読まないでください。

1話は売れない作家が主人公。
ある日、「人魚姫」に立ち寄り、潮から鱗をもらう。帰りに占いの老婆から鱗の効用を聞き、それをすり潰してインクに入れ、そのインクで小説を書くと途端に作品がヒット。
彼は潮と暮すようになるが、彼女は3回目の満月に結ばれると奇跡が起こる、ただ、絶対に裏切らないで、と言う。
 しかし、よくある話だが、作家は売れっ子になると浮気をし、彼女を邪見にし始める。

2話が我らが北村一輝さんのエピソード。
一輝さん演じる中島淳は超弱虫でいつもおどおどして、仕事の評価は最下位。上司である社長の息子に毎日怒鳴られっぱなし。
揚句、そんなおどおどとした態度が上司のS心を刺激するのかホモの彼にトイレで犯されている。

そんな人生に絶望しきったダメ男の彼はある日、潮とすれ違い、一目で恋に落ちる。
人魚姫の館に行って「僕と付き合ってください」と勇気を振り絞って懇願すると彼女は自分は口もきけないし、こんな仕事をやっていると伝えるが、「そんな事かまいません。僕は今まで女性に愛されたことがないんです。お願いです」という彼の必死さにほだされ、彼らは付き合い始める。

潮は1話の時のように「絶対に私を裏切らないで」と伝える。
「そんなこと当たり前じゃないか」と有頂天になった淳君はちょっと自信がついたのか、上司に反論し、逆上した上司によって屋上に呼び出されボコボコにされた揚句やはりレイプ… 涙

やはり自分はダメなんだと失意の彼に彼にフカフレのようなものを食べさせると、不思議な魔法がかかって途端に仕事がうまくいき、トントン拍子に昇進するが、中島に女ができたことに嫉妬した上司が、わざわざ彼らの家に押しかけ、自分との関係をバラしてしまう。

悲しむ潮に「あいつとの関係、君にバラしたんだね。軽蔑するよね」とまためそめそ… 笑
手の平を顔にあてて女の子泣きはないやろ。やはり、あんたはオカマの素養があるよ、と心の中で突っ込みまくり。
でも、今時女の子でもこんなに女々しくないよね。

 猫背でどこかおどおどした歩き方とか芸が細かいというか、『夜王』の聖也などは歩き方にも物腰にも自信と輝くばかりのオーラがみなぎっていましたが、とても同じ人とは思えません。

そしてホモ上司は、彼らを引き裂くために、更なる罠をしかけ、ついには淳が彼女と別れざるを得ないところまで追い込んでしまう。

 上司の執着がここまですごいとは思いませんでした。殴った時に折れた淳の歯を口の中で転がしていてすごく気色悪い。
こんなんパワハラ、セクハラやん? ダンダリンが知ったら何て言うか(何のこっちゃ)それこそ労働基準局に訴えるかとっととやめろよと思ってしまいますが、気が弱くて何も言えないからこそ付け込まれたんでしょうね。
そもそもこんなタイプ、面接の時にアウトでしょうが、彼に目を付けた社長の息子が理由つけて強引に入社させ、それを恩に着せて関係を強要したんでは?と深読みしてしまう。

 イケメンの彼が「僕はほんとにダメな人間で女性に愛された事がない」とか言っても『容疑者Xの献身』のサエない高校教師役の堤真一と同様、全く説得力ありませんが、この時期、悪役とかチンピラの役が多い彼にこのようなヘタレな役をやらせるプロデューサーのセンスがすごいなあ。ほんと何考えてるのやら。

この生意気そうな若造(いえ、役だけの事で素顔はいたって好青年なんですが)に今度は泣き面させてやるぜ、みたいな屈折した嗜虐的発想か、せっかくの美青年ぶりを活かさなければ勿体ないと思ったのか、よくわかりませんが、その目論見は的中し、とにかく若くて可愛く、涙目が母性本能刺激させられます。
 私が大富豪の未亡人なら囲って身の回りの世話でもさせるんだけどなあ。

 このように当時からカメレオンぶりを発揮していますが、ドSからドMまでこんな両極端の役ができる俳優も珍しいですね。
 刑務所ドラマ「OZ」の紹介で、もし、日本版があればメインキャラの気弱な弁護士と彼と対局にあるワイルドなヤクザ者の両方ができるだろうと書きましたが当たってたわけです。

おまけみたいになりますが、3部は人魚姫に一番理解を示す刑事のエピソードで潮は手柄を立てたいという彼の為に人を殺してしまうんですね。
良心の呵責も恐怖も感じておらず、笑いながら殺すところがまた怖い。
 妖怪の潮に人間の常識が通じるはずもなく、彼女は単に自分に正直に生きていただけであり、彼らの破滅は自業自得といった部分なきにしもあらずですが、北村君のエピソードの場合はやはり気の毒でした。

私的には一輝度90%ですが、とにかくどひゃ~!な内容に絶句いたしました。
超ヘタレ役で弱虫、カッコいいところが皆無ですので、かっこ良くりりしい彼、危険な色香を漂わせる彼が好きな方は観ない方がいいかと思います。

画質が悪くてストレスたまりっぱなしだったので、今更中古VHSを購入してしまいました。(460円) 
しかし、VHSの画像も似たようなものでした。涙。
求む! DVD化! そして是非とも今の北村さんのコメント入れて欲しい。




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【ウォーキング・デッド】 ~ ダリルがゲイである可能性が出て来たそうです
ウォーキング・デッド』のダリルがゲイである可能性が出て来たそうです。
そういえばシーズン4まで一度も女との絡みがないので違和感を感じてました。
キャロルが彼に好意を持っているようなそぶりを見せてましたが、あれはどちらかといえば姉か母としての感情でしょう。どう見ても年上ですし。
また、皆が刑務所から逃げ出した時にベスと行動を共にしてましたが、あんな状況ではキスくらいしてもおかしくないですがそれもなし。まあ、それはそれでロリコンになってしまいますけどね。

ああいう世界では圧倒的に女性不足で、妙齢の女性が少ないせいもありますが、それでも、シーズン2まではアンドレアがいたし、シーズン4になると刑務所の住人が増えていて既に何組かカップルができています。
そんな中、ダリルだけがいまだにフリー。
イケメンだからモテるはずなんですけどね。

いくら兄の呪縛から逃れられなかったにせよ、あの年まで兄にくっついているのは不自然だし、そもそも反発を覚えるはずなんですけどね。

彼の回想話など描いて欲しいですね。

http://www.crank-in.net/drama/news/32314

アメリカではシーズン5の放送が秋に予定されている大人気ゾンビ海外ドラマ『ウォーキング・デッド』。俳優ノーマン・リーダスが演じる、本ドラマの人気キャラクター、ダリルについて、同性愛者の可能性があるかというファンの質問に、コミック・シリーズの原作者でドラマのクリエイターであるロバート・カークマンが回答したそうだ。

 『ウォーキング・デッド』のコミック最新版130号が現地時間8月13日に発売されたが、Comicbook.comによると、原作コミックに登場するポール・モンロー、通称「ジーザス」が凄腕のタフガイであり、かつ同性愛者として描かれており、あるファンがダリルも同性愛者として描く可能性があるかをカークマンに尋ねたという。

 カークマンはその質問に対し最新コミックの中で、以下のように書面で公開回答したそうだ。

 「私が言えることは“協議された”ということだけだ。ダリルのセクシュアリティ(またはそれが存在しないような状況)について、僕たちには特定の考えがある。彼が度々クロスボウを使わないで済むような静かな時間が来ることがあれば…、ドラマ内で取り上げるだろう」。

 カークマンはまた、ドラマを放送するAMC局がダリルを同性愛者にする案を許可するかという問いには、「局は出すと明言する」と答えているそうだ。

 カークマンは以前、Redditでのファンとの交流Q&Aで、ジーザスを同性愛者にした理由について「実生活でもたくさんの素晴らしい同性愛者がいる。だからフィクションの世界でも、素晴らしい同性愛者がもっと大勢いてもいいはずだ」と答えた。

 原作のコミックには登場しないダリルだが、これまで恋バナは皆無。ファンの間ではダリルがキャロルやベスと結ばれると予想される声があった。
相手が誰にせよ、果たしてシーズン5でダリルの恋バナが描かれることはあるのか。いずれにしても、興味深いシーズンになりそうだ。

【ウォーキング・デッド】 ~シーズン2 再見 8話~13話
街でチンピラに襲われたリック達は、逃げ遅れた少年を連れ帰るが、彼の仲間がギャングと判明。 シェーンは一緒にいたランダルはグループの脅威であると殺害を主張する。

それに対しデールは猛烈に反発。他の仲間を説得しようと試みるが、誰も耳を貸さない。
結局、農場から離れたところで解放することになったが、シェーンがひそかにランダルを連れ出し、殺害。
シェーンはリックを殺そうとするが、返り討ちにされてしまう。

そんな中、ウォーカーの集団が農場に押し寄せてくる。
皆が闘う中、更にウォーカーは増えていき、ひとりまたひとりと犠牲になっていく。
ついに農場を捨て脱出することにするが、仲間たちはバラバラになってしまう。


シェーンとリックの関係はランダルを挟んでさらに緊張を増し、もやは関係修復は不可能となってきます。
ちなみに原作ではシェーンは最初の方で死んでしまうそうですが、これほど深いキャラクターへと描いた脚本に脱帽です。彼の存在がよりドラマに深みと緊張を与えたと思います。

チンピラのランダルの存在が火種となりますが、そもそも最初に彼を助けるという選択も間違い。
彼の足が杭に挟まった時点で撃ち殺してあげた方が余計な恐怖を味わせなかっただけ、彼にとって幸せだったかもしれません。
また、カールの手術に必要は医療道具を取りに行った時にもう一人を犠牲にした事をリックが責めた事が彼をさらに追い詰めたのでしょう。
シェーンがああいう決断をくださなければ、カールはおそらく死んでいたかもしれないのですから、もう少し理解を示しても良かったのでは。

そもそも彼らの関係をここまでこじらせたのは、ローリにも原因があるでしょう。
リックが生きていた事を隠していたとシェーンを責めましたが、あの状況ではとても助からないと思ったのでしょう。
リックと再会するまで彼女とカールを守ったのはシェーンであり、彼がいなければ彼女たちが生き延びれなかったかもしれません。
また、シェーンはカールに銃の使い方を教えてますが、ローリはそれをとがめます。
しかし、のちにカールはその銃で何度も危機を切り抜け、結局シェーンのやり方が正しかったということになります。

確かにシェーンが疾病センターでローリにせまった事は失態でしたが、最初に彼とのことをリックに打ち明け、話し合っていればここまでこじれなかったと思います。
そもそもこんな人類の存亡の危機にある時には前時代の夫婦関係を維持しようというのも無理があるのかもしれません。
フランス人みたいに女一人に男2人という選択肢もあっても良かったのでは?
『昼顔』というドラマではアホ主婦が一人で何人もの男と関係を持っているというのにアメリカ人の方が案外真面目なんですね。まあ、それだけリックが魅力的なんでしょうが。

そういえば、イケメン、ダリルに全然女のが影がないのが不思議。
ブラコンがすご過ぎかゲイなのかな。笑


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絶望的なほど後味の悪い映画32選
 ニュース・エンターテインメント・サイトBuzzFeedのアメリカ版が、「信じられないほど絶望的な結末の映画32本」と題し、鑑賞後はどんよりすること間違いなしの(!?)作品32本を発表した。

http://www.crank-in.net/movie/news/32260

【関連】「絶望的な結末の映画」32本フォトギャラリー

 厳選の32本は、ただ不幸な結末が描かれているだけではなく、見終わった人にどうしようもない絶望感を味わわせる作品だという。1960年代から現代までの作品で特にジャンルは絞っておらず、メジャーな作品や話題になった作品が多い。

 BuzzFeedでは結末を表記しているが、ここではネタバレは控え、ざっと選ばれた作品を紹介する。例えば、ブラッド・ピットをさらなる高みへと押し上げたサイコ・スリラー『セブン』。退職を一週間前に控えたベテラン刑事のサマセットと、血気盛んな新人刑事のミルズが、キリスト教の7つの大罪へのオマージュとなっている連続殺人事件を捜査するうちに、深みにはまっていくというストーリー。監督はデヴィッド・フィンチャー。当時は無名に近かったアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーのオリジナル脚本だ。

 スティーヴン・キングが1980年に発表した中編小説『霧』をベースに、フランク・ダラボンが製作・脚本・監督を務めた『ミスト』はパニック・ホラー。激しい嵐が去った翌日に深い霧に覆われた街に住む普通の人々が、霧の中に潜む得体の知れない生物に襲われ、極限のパニック状態に陥るさまを描く。キングの原作には描かれなかった映画オリジナルのラストが、選ばれる結果に。

 32本のうち、シリーズもので2作品が選ばれたのは『猿の惑星』シリーズ。こちらは今年、最新のリブート続編『猿の惑星:新世紀(ライジング)』が日本では9月に公開予定となっている。フランスの作家ピエール・ブールのSD小説を、ロッド・サーリングとマイケル・ウィルソンの脚本でフランクリン・J・シャフナーが監督。1作目の1968年作品のエンディングは公開当時も話題になり、映画史に残る衝撃的なラストシーンの一つに数えられている。

 BuzzFeedアメリカ版が厳選した「信じられないほど絶望的な結末の映画32本」は以下の通り。特に順位はなく、()内は製作年。


『鳥』(63)
『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』(68)
『猿の惑星』(68)
『ローズマリーの赤ちゃん』(68)
『真夜中のカーボーイ』(69)
『イージー・ライダー』(69)
『続・猿の惑星』(70)
『ウィッカーマン』(73)
『チャイナタウン』(74)
『カッコーの巣の上で』(75)
『SF/ボディ・スナッチャー』(78)
『未来世紀ブラジル』(85)
『ミラクル・マイル』(88)
『ザ・バニシング-消失-』(未・88)
『セブン』(95)
『ファニーゲーム』(97)
『隣人は静かに笑う』(98)
『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)
『メメント』(00)
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)
『ドニー・ダーコ』(01)
『ターミネーター3』(03)
『砂と霧の家』(03)
『オールド・ボーイ』(03)
『ディセント』(05)
『ミスト』(07)
『つぐない』(07)
『レスラー』(08)
『ノウイング』(09)
『シャッター アイランド』(10)
『少年は残酷な弓を射る』(11)
『メランコリア』(11)


『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、真面目に地道に生きていた女性がふとしたことから殺人を犯してしまうんですが、どう考えても殺された側に比があり、あのあまりにも理不尽なラストにブリブリ怒りながら映画館を後にした記憶があります。
しかし、『ミスト』のラストはそれを上回る衝撃と言っても過言ではないでしょう。
詳しくはこちらのレビューをご覧ください。
あれほど視聴者を突き放したラストもなく、あまりに衝撃的なラストゆえに生涯忘れられない1本となりました。
しかし、観賞後すぐ忘れてしまう映画よりマシかもしれません。

他には『ファニーゲーム』『ウィッカーマン』『セブン』などがえげつなかったですが、それ以外はそれほど絶望的といった印象はないですね。

【ウォーキング・デッド】 ~シーズン2 再見 4話~7話
 ある日、デールは井戸の底のウォーカーを発見。水を汚染させないためにウォーカーを生け捕りにしようと試みるがうまくいかない。
そんな中、ダリルは一人でソフィアを捜しに出かけ、大けがをしてしまう。
納屋にウォーカーを囲っていること、ローリが妊娠していることを知ったグレンは、秘密を抱えきれずデールに打ち明ける。
シェーンはウォーカーを処分しようと言うが、リックは家主の許可が必要だとハーシェルの説得を試みる。
ウォーカーを処分できないなら、ソフィアの捜索も諦めて、農場を出るべきだと主張するシェーンにカールはくってかかり、リックもローリが妊娠しているから移動はできないのだと打ち明ける。


 7話までは農場の秘密が明らかになるところまでを、いつものリックとシェーンの確執、マギーとグレンの恋、孤高の戦士、ダリルの人となりを描いた話などサブ・キャラクターのエピソードを絡めて描いています。
 そこにいくまでのエピソードの積み重ねや盛り上げ方が実にうまい。
ハーシェルはゾンビとなった自分の息子、息子の嫁、知人などを納屋に閉じ込めていましたが、こういうケースは何も彼に限っての事ではなく、ときたま登場します。
1話でリックを救った黒人男性はゾンビとなった妻を殺せず、家の周囲を徘徊する彼女の姿を眺めていたし、シーズン3の独裁者、フィリップ総督はクローゼットにゾンビとなった娘を監禁して、治療法を模索しています。自分無関係な人間なら、ウォーカーはおろか生きている人間さえ躊躇なく殺す事ができる人間さえも、愛する者の姿をしている対象をそう易々と攻撃できないのも理解できます。

 ハーシェルは「彼らは病気にかかっているだけ」と聞く耳持ちませんが、共同生活の為に彼に理解を示そうとするリックに対し、シェーンは強引に納屋を開け、腹や心臓を撃ち、「単なる病人がこれで生きているか?!」と荒療治とも言える方法でハーシェルに現実を思い知らせますが、この場合、彼のやり方は正しかったと思います。

 平和な時代なら時間をかけて説得するのもいいでしょうが、無政府状態でゾンビや悪い人間がはびこる戦争状態とも言える世界では少数派の意見を尊重する余裕などなく、迅速な決断が望まます。

 ある意味、こういう時代ではシェーンのやり方が正しいのかもしれません。
 そもそも今の平和の時代でも、自分の生命が危ぶまれる場合、他人を犠牲にしても罪に問われないという「緊急避難」という法律があるくらいですから。

 納屋から出て来たゾンビを一掃し、最後に行方不明だったソフィアがゾンビとなって出てくるシーンは衝撃的でしたが、これでキャロルは無駄にソフィアの捜索を続けずに済み、あきらめもついたでしょう。気の毒ですが、少女一人を助ける為に皆の命を危険にさらすわけにはいかないのです。

 そんな中、一服の清涼剤は第5話の『無限の生命力』で、ここで寡黙な戦士ダリルの本質が描かれます。
ソフィアの人形を見つけたダリルは一人、森の中に捜索に出て怪我をしてしまう。朦朧とする意識の中、心ならずも置き去りにしてしまった兄メルルの幻を見る。

 彼がいかに兄の呪縛に囚われているかわかるエピソードとも言えますが、兄に助けられたという取り方もできます。
極限状態に陥ると人間の本性が露わになりますが、一見無愛想で粗暴に見えるダリルが正義感の強いほんとは思いやりに満ちた人間である事がわかるいいエピソードでした。
 
ダリル1



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【ウォーキング・デッド】 ~シーズン2再見 1話~3話
再見したシーズン2 1話~3話までの感想をUPします。

 最後の希望だった疾病対策センターが爆破され、リックたちは新たにフォートベニング基地を目指して出発する。
途中、車が故障し足止めを食らい、乗り捨てられた車内から物資を調達していると、ウォーカーの大群が押し寄せてくる。ウォーカーから逃れようとする際、キャロルの娘ソフィアが森の中に逃げ込む。
リックは必死に彼女を追いかけるが、途中でウォーカーと出会い、戦っている間にソフィアとはぐれてしまう。
娘を探して欲しいというキャロルの訴えで皆が捜索に協力するが、シェーンだけは気が進まない様子。

 そんな時、リックの息子カールがシカ狩りの弾に当たって負傷ししてしまう。
リックとシェーンは医師がいるという農場に向かうが、カールの傷は重く手術が必要だった。
カールへの輸血で体力を消耗したリックの代わりにシェーンが手術に必要な器具を入手するため、ウォーカーがはびこる避難所に向かう。
 ソフィアは見つからず、銃で撃たれたカールの容体は刻々と悪くなっていく中、手術に必要な物資を探しに出たシェーンとオーティスはウォーカーの大群に囲まれ身動きが取れずにいた。
 弾が付きていき、シェーンはある決断を迫られる。

 1話~3話ではのちに仲間となるハーシェル、マギーとの出会いが描かれています。
長女のマギーは生存者たちに協力的だが、父親のハーシェルは彼らと距離を置き、手術が成功すればすぐに出て行ってもらいたいそぶりを見せていますが、そのわけはのちにわかります。
 それから、今観るとキャロルがちょっと自己中心的な印象を受けます。

ソフィアを逃がすために、ゾンビの気を引いたリックに対し、「なぜ、娘を一人にしたの?!」と詰め寄ったり、今の利他的精神に溢れたキャロルとは大違いですが、実の娘の為には理性などなくなってしまうのでしょう。
ちなみにこの女優さんは、同フランク・ダラボン監督『ミスト』で皆の制止を振り切って、得体のしれない怪物が潜む霧の中、娘のいる自宅に向かう主婦を演じています。
 
他人に「ソフィアを探して!」と強く訴えますが、いくら、娘が大事でも私ならゾンビが徘徊する世界で、他人にそんな事なかなか頼めません。
自分の身が危うい時に危険をおかして娘を探してあげるあたり、まだ余裕があったのかと思ってしまいますね。

 3話は特に衝撃的で、シェーンの行く末を暗示しているようなエピソードでした。。
 シェーンはソフィアなど他人の事はどうでもいいみたいですが、ローリーにまだ未練があり、カールの為に、自分の身を危険にさらして手術に必要な物資を探しにいくわけですが、、物資は手に入れたものの現場でウォーカーに阻まれ、このままでは共倒れだと判断した彼はオーティスを犠牲にして、逃げ切ります。

 もし、リックが同じ状況に陥ったらどうしただろうと思いますが、この時のシェーンの判断はやむを得なかったのではないでしょうか。あるいはオーティスの銃弾がカールに当たったのだから犠牲になって当然という気持ちもあったのかもしれません。
 シェーンは自分の仲間を護るためなら、無関係な人間を犠牲にしても構わないと思うタイプで、ローリーへの断ち切れぬ思いからリックとの不協和音が生じ、シェーンの本性を見抜いたデールとの確執など、緊張感が増していきます。
 




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【クリスチャン・ベール】 ~ 太陽の帝国 
終戦記念日ということで、部分的に再見。

何と!「T4」「バットマン」シリーズのクリスチャン・ベールの実質的な主演作です。
英国のSF作家、ジョージ・G・バラードの自伝的小説の映画化作品。

上海で両親と何不自由なく暮らしていた特権階級の英国人少年ジムが、混乱の街中で両親とはぐれ、一人日本軍の収容所に入れられるがそこで想像を絶する試練の数々を経て、大人への脱皮を余儀なくされる。戦争が成長期の少年の感受性にどの様な影響を与えたかを淡々と描く。

この映画は主人公ジムの成長の物語で、ジムを演じた英国人子役クリスチャン・ベールの天才的とも言える演技を堪能する為のものであり、彼の前ではクセ者俳優ジョン・マルコビッチも「炎のランナー」の英国人俳優ナイジェル・ヘイバースも単なるサポート役に過ぎない。
彼の演技力を引き出したスピルバーグの手腕は見事という他ないが、ほとんどがベール自身の資質の賜物だろう。彼は英国人という事もあるだろうが、スピルバ-グ作品に登場する他の子供達とは明らかに雰囲気が違うなと思ったものだ。

戦争によって両親と引き裂かれ生きる為に、子供のイノセンスを捨てざるを得なかった少年という設定は余りにも切ないが、最初と最後でここまで印象が違って見える子供も珍しい。

太陽の帝国」は元々デヴィッド・リーンが企画したもので、リーンが監督をし、スピルバーグはプロデューサーに徹するつもりだったが、リーンが別のプロジェクトに取り掛かっていて共同製作ができなくなった為スピルバーグが自分で監督をやるはめになってしまったのだ。
しかし、それは結果的に成功だったようだ。リーンが監督したら果たしてあれほど少年をうまく描けたかどうかは疑問である。戦争映画や歴史ドラマとしては食い足りないが、少年の成長物語としてこれほどよく出来た作品は他に類を見ないだろう。

例によってこの映画は日本人の描き方が何かヘンだし、どこからともなく流れる尺八などを使った日本的音楽も苦笑ものだが、「ベスト・キッド2」や「ライジング・サン」等に比べるとさほど国辱的でもない。
むしろ、日本人に対して好意的な方だと取ってもいいだろう。
公開当時、日本軍をエイリアンか何かのように不可解な人種として描いていると非難する人もいたが、戦争中は欧米人の多くがそう考えていたし、11才の少年の視点から見るのだから尚更不気味に見えても仕方がないだろう。

それにしてもクリスチャン・ベールは見事だった。サバイバル生活で一足飛びに大人になる事を余儀なくされた少年という設定だから当然かも知れないが、既に大人の表情をしているのだ。
特に目の演技がいい。スピルバーグ映画の子供達の中では抜きん出ているだろう。子役時代が余りに素晴らしいと、ただの人になるケースが多いが、彼は現在、もっとも演技力のある若手俳優の一人と言われ、ついに「バットマン ビギンズ」でブレイクした。

上海、スペイン、英国と広範囲に及ぶロケは非常に過酷なもので、ハードな撮影をクリアしていく 13才のベールのけなげな姿はスピルバーグの心を打った。
「戦争捕虜収容所に入れられた少年というテーマはひどく切ない。僕は主人公と一緒に苦しんだ。もし、メソッド監督(「メソッド」とは俳優が感情的に演じる役になりきる演技法のひとつ)というものがあるのならあの時の僕がそうだった」とスピルバーグは語る。

父親は余りにもジムが変わってしまったのでわからないが、母親はしっかりジムを見つける。ところが、ジムの方は母親と再会しても表情が硬い。感極まって泣くよりも、無表情だったのが尚更失ったものの大きさを実感させ、切ないのだ。ジムは、スピルバーグの分身とも取れる存在であり、そろそろ子供から脱皮して、大人にならなければならないという永遠の少年スピルバーグの決意の現われかもしれない。


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【社会派映画】 ~ イン・ディス・ワールド
旅行に出て更新ができないので、過去に書き溜めていた映画のレビューを再UPします。

イン・ディス・ワールド』はマイケル・ウィンターボトムがアフガン難民少年の亡命劇をドキュメンタリー・タッチで描いた作品です。

 パキスタンの難民キャンプで生まれ育ったアフガン人の少年ジャマールと従兄弟のエナヤットはより豊かな生活を求めて遥かなる目的地ロンドンへと旅立つことになった。
そこには既に親戚が住んでおり、エナヤットの父親が息子の将来を案じて、大金を出したのだ。得体の知れない幾人もの<人の運び屋>の手を借り、パキスタンからイラン、トルコ、イタリア、フランスを経てイギリスまでの6ヶ月600キロの行程は、常に死の危険と隣り合わせの危険な旅だった。絶望とわずかな希望が交錯する中、彼らはひたすら目的地に向かう。



イン・ディス・ワールド [DVD]イン・ディス・ワールド [DVD]
(2004/05/21)
ジャマール・ウディン・トラビ、エナヤトゥーラ・ジュマディン 他

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 パキスタン在住のアフガン難民の少年がロンドンに亡命するまでの想像を絶する過酷な旅を描いたロード・ムーヴィーである。この旅には旅行につきものの高揚感は皆無、そこにあるのはただ極度の緊張と不安と恐怖のみ。

 中国在住の各国大使館への駆け込みが困難となった北朝鮮の脱北者が、モンゴル経由などで東南アジアの大使館へ駆け込むケースが増えているというが、その長い道程を追ったドキュメンタリーを観て驚いたものだが、この映画の主人公達が体験する過酷な旅はそれをはるかに凌駕するものだった。

 イランからトルコへ国境越えしようとするシーンでは、トルコの貧しい農民が豊かさを求めてスイスに不法入国しようとして、過酷な山越えを敢行した挙句に悲劇的な結末を迎えるという『ジャーニー・オブ・ホープ』を思い出してしまう。
また、トルコからイタリアへコンテナに積まれての過酷な船旅など見ているとなぜこんな命の危険を冒してまで、豊かな世界を目指すのかと思わずにいられない。しかし、彼らが貧しく争いごとの耐えない国に生まれたのは彼らのせいではなく、豊かで平和な国に憧れ、彼らのように豊かさと平和の恩恵を受ける事ができない自らの境遇を嘆いた挙句にそこを目指す事をどうして責められるだろうか。

 一時的な滞在先イタリアで日々の糧を稼ぐために、ジャマールが安いアクセサリーをカフェなどで売り歩くシーンでは人間の逞しさに感心すると同時に、今までは彼らを汚ならしい泥棒のように(実際、泥棒に走る人間も多いが)見ていた自分を恥じずにはいられず、次回イタリアに行った時にはできるだけイスラム系の物売りの子供を見かけたら物を買ってあげようという気にさせられた。
彼らはもしかするとジャマールのような過酷な旅をしてヨーロッパにたどり着いた子供かもしれないから。そう言えば母とヨーロッパに行った時、フランスでアラブ系の子供が物売りをしているのを見て、母は「あんな子供が物売りなんかして可哀想」と何か買ってあげていたのを思い出した。

 ドキュメンタリー・タッチでフィクションともノン・フィクションともつかない作りは臨場感と緊迫感を増していくが、主役を演じたジャマールは、難民キャンプで生まれ、キャンプ内の世界しか知らないという本物のアフガン難民の少年で、それゆえに演技を越えた切迫感が漂っていた。一度体験した外の世界が忘れられず、映画撮影後、ロンドンに亡命申請したらしい。外の世界を見せておきながら、撮影が済んだらはい、元の世界に戻ってくださいよ、というのはちょっと残酷ではないのか。
少年が求めているのなら映画関係者の誰かが彼を本格的に映画関係の仕事につけるようにしてやるなどしてあげてもバチ当らないのでは、と思ってしまった。 

ここら辺りが元カンボジア難民の故ハイン・S・ニョールにアカデミー賞を与えてしまうアメリカ映画界のフレキシブルさとの差か。もっとも、ハイン・S・ニョールは既にアメリカ在住だったが。

 それにしても、一見保守的な英国が、福利厚生が整っているなどの理由で理想的な亡命先になっているという事実には驚いた。難民や亡命者は皆アメリカを目指すものとばかり思っていたからだ。

 ロンドンにはインド系(こちらは亡命というより移民だろうが)とイスラム系が溢れかえり、これを嫌う純粋英国人は田舎やウェールズなどに移住し、ロンドンでは移民と純粋な英国人との人口比率が逆転していると聞いたが、実際、イギリスにいるイラク人亡命者の人口が20万人と知って驚いたものだった。

 20万人といえば私の市とほぼ同じ人口なわけで、これだけの亡命者を抱える事のできる英国の懐の深さにまず驚いたというか、日本の難民認定の低さに批判の声が上がっているというのもわからないでもない。

 しかし、一方で難民の医療費が英国の福祉予算を圧迫したり、犯罪の温床になったりするのも確かである。思想信条の自由という観点から原理主義者にとっては意外と住みやすい国となっている。実はインドネシアやトルコなどの西洋との関係を重視するイスラム国にとって、純粋なイスラム国家創設を目指し、外国文化や外国人を排斥するイスラム急進派は煙たいだけの存在であり、政府によって弾圧された彼らが西洋側に亡命するという妙な現象が起こっている。


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お気に入り映画音楽 ~ ヴォーカル編
私が行きつけの洋楽カラオケBARで今度映画音楽特集があります。
そこでお気に入りの映画音楽を挙げてみました。
今回はヴォーカル編です。

エルトン・ジョンElton John/フレンズ Friends

特定の時代を生きた者しか知らない映画。
主題歌はもっと知られてないかも。でも、ジャンカラにあってビックリ!
聴いているとなぜか切なくなる曲。


Maureen Mcgovern - "The Morning After" from the Poseidon Adventure

私の洋画、洋楽好きを決定的にした作品。
この映画を観たあと、アホらしくて日本のドラマなど観れなくなったものです。

We may never love like this again

『タワーリング・インフェルノ 愛のテーマ』
『ポセイドン・アドベンチャー』の栄光よ再び!と作られて成功した。

The Graduate - Sound of Silence / Scarborough Fair 卒業



Scarborough Fairはハープとダルシマーで弾いています。
音楽が先行した典型的な作品かも

Rocky Horror Picture Show - Touch-a Touch-a Touch-a Touch me

これ、本当にスーザン・サランドンが歌っているらしい。

ROCKY HORROR PICTURE SHOW: Sweet Transvestite

真面目な人は絶句するらしい。(^^;)

映画『ジーザス・クライスト・スーパースター』予告編

1973年のロック・ミュージカル。最近舞台版の映画が公開されました。
ユダ役の人がかっこ良かった。

The Bee Gees 映画「小さな恋のメロディ」 Melody Fair

この映画、日本でだけ大ヒット。
ある年代の人間なら特に映画ファンでなくとも、誰でも知っているけど、若い映画ファンのほとんどが知らないという不思議な映画。

リマール ネバーエンディング・ストーリー Limahl Never Ending Story

ジョルジオ・モロダー、この頃流行ってました。

Eric Clapton - Change The World

映画「フェノミナン」主題歌。ジョン・トラボルタ演じる男がある日超能力を使えるようになるのだが、
それは脳にできていた腫瘍が原因だったというオチが。泣きました。


BACK BEAT / 映画『バックビート』DVD予告編

ビートルズの幻のメンバー、スチュワート・サトクリフとジョン・レノンの友情を描いた作品。
スチュ役のスティーブン・ドーフが可愛くて一目で惚れたが、彼はその後、B級映画のヒーローに 笑
ジョン・レノン役のイアン・は今では英国の名俳優。


ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 予告編 -Walk The Line-

伝説のシンガー、ジョニー・キャッシュの物語。
演じているのはリバー・フェニックスの弟 ホアキン・フェニックス(好きです)
ほんとに歌っているそうですが、痩せるとかっこいいです。

American Psycho Scene: New Order - True Faith (Luka Magnotta)

ウォール街のエリートが女を殺しまくるサイコ小説「アメリカン・サイコ」の映画版。
小説には主人公がU2のコンサートに行くシーンがあるが、原作には登場しない。
原作ではやたら音楽のウンチクが多いが、この小説に登場するアーティストの多くが映画での曲の使用を拒否した。


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【北村一輝】 ~ 妖怪人間ベム
ゾンビ・ドラマのレビューが続いたついでに日本のホラー・ドラマの定番の感想をUP 笑


妖怪人間ベム』が実写になると聞いた時、「やめてくれ~」と言うのが正直な気持ちでした。
子供の頃に観ていた『妖怪人間ベム』は陰鬱なヨーロッパが舞台の怪しいムードに満ちたもので、子供心にトラウマになるほどでした。

好奇心でとりあえず一話だけ観て「亀梨くんがベム? ありえへんやろ~」というのが第一印象でその後は観るのをやめてしまいました。
案の定、掲示板などでは亀梨和也と北村一輝と配役逆やろ、という書き込みがあったそうですが、ほんと北村さんがベムならさぞ凄味があったことでしょう。

北村さんの過去作品を追いかけていて探しやすかったが『ATARU』の次にこの『妖怪人間ベム』だったので、未見の二話以降を再見したのですが、結構食わず嫌いだったんですね。

闇に囚われてしまった人間達に焦点を当てていて、まあまあ大人の鑑賞にも耐えるようになっています。
ちょっとアメリカの『ミレニアム』を思い出しました。
ホラー・アクションというより人間ドラマですね。
リアルでアニメを体験した大人が観る事を想定しているからかもしれませんが、時間帯が時間帯だけにどうしてもマイルドになっているのは否めません。

亀梨君がベムというのは相変わらず気に入りませんが、彼らをサポートする刑事が優しいお父さんという設定なので北村さんで良かったんでしょうね。
とても人のいい優しい父親でよくこんなお人よしで刑事が務まるなと思わせますが、この天然ぶりは結構好きかも。ベム役の福君が「パパさん」と呼んでいるのがなんかとても微笑ましくていいです。

また、ブレイクする前の綾野剛がゲストで手癖の悪いチンピラ役で出ていて、北村さん演じる刑事が彼を説教する?という貴重なシーンが見れます。

それにしても、これほど役や髪型で印象が変わる人も珍しいですね。
「昼顔」のエロ加藤と同一人物とはとても思えません(^^;)

この動画なかなかいいです。ちょっと切ない…



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ヴァンパイア・クロニクルズ シリーズ映画化へ
私は吸血鬼ものはあまり趣味ではないのですが、アン・ライスの「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズは好きで、結構読んでました。
原作全ての映画化が決まったそうですが、ドラマ化の方がいいんじゃないかなぁ。

トム・クルーズとブラッド・ピット共演の映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の原作を含む、アン・ライスのヴァンパイア小説シリーズ「ヴァンパイア・クロニクルズ」の映画化権を米ユニバーサル・ピクチャーズが獲得したことがわかった。TheWrapなどが報じた。

 製作総指揮にボビー・コーエン、製作にロベルト・オーチー、ブライアン・グレイザー、アレックス・カーツマンと『カウボーイ&エイリアン』チームが手掛ける本企画。ユニバーサルが今回獲得したのは、これまでに発表された、そして今後発表される「ヴァンパイア・クロニクルズ」作品全ての映画化権で、アンの息子クリストファーによって執筆された「肉体泥棒の罠」の脚本も含まれている。「ヴァンパイア・クロニクルズ」シリーズはユニバーサルの新たな一大フランチャイズとなりそうだ。

 「ヴァンパイア・クロニクルズ」は、ヴァンパイアのレスタトを主人公にした壮大な物語。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)ではトム・クルーズが、『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』(2002)ではスチュアート・タウンゼントがレスタトを演じていた。(シネマトゥディ 編集部・市川遥)


マッチョなトムやブラピがヴァンパイアなんて、今観たらギャグにしか見えませんね。
痩せて結構頑張ってはいましたが。
ちなみに少女はキルスティン・ダンスト。
ヴァンパイア2

ヴァンパイア1

【ウォーキング・デッド】 ~シーズン1を再見して  
fuluで『ウォーキング・デッド SEASON4』を一気観して、人間関係とか今の状態に行きつくまでの過程を再確認したかったのでシーズン1から見直しています。
しかし、レンタルなら3シーズン全部借りようと思えば数千円はかかりますが、fuluならいくら観ても980円で返却の必要もありません。
fuluは新作があまりないので、物足りなかったのですが、旧作を観なおす時には最適です。

さて、シーズン1ですが、パイロット版といった感じの第一話、ロメロの『ゾンビ』へのオマージュが随所に見られ、どちらかと言えば純粋なサバイバル・アクションといった印象を受けます。(実際モノクロ版もあります)
シーズン1自体、6話しか作られていませんが、おそらく、こんなゾンビ・ドラマ、視聴率稼げないだろうと恐る恐るお試しに作っているといった印象を受けます。
もし、視聴率が悪ければ、突然の打ち切りで消えていった数多のドラマのように1シーズンで終わった事でしょう。

ところが、蓋を開けてみればシーズン2は、ケーブルTV史上最高の視聴率を稼ぎだし、2011年のエミー賞ではメイクアップ賞を受賞、同年の第68回ゴールデン・グローブ賞ではなんとドラマ部門作品賞にノミネートされました。

文明とあらゆる規範が崩壊した無法地帯でウォーカーとよばれるゾンビと生存者との死闘を繰り広げる迫力あるアクション描写もさることながら、生き残るための様々な葛藤、価値観の違いゆえに時には衝突を繰り返し、時に力を合わせて困難な状況に立ち向かっていく人間達のドラマが心揺さぶるからです。

一部のあらすじ

犯人に撃たれて昏睡状態にあった保安官のリックが目覚めると、世界は混乱し、ウォーカーと呼ばれるゾンビが街を席巻していた。命からがら街を逃げ出す途中でのちに有力な仲間となるダリル、グレンと知り合う。
彼らの協力を得てたどり着いたキャンプで妻ローリーと息子カールと再会。親友シェーンも同行していたが、彼は妻子を護ってくれていたが、夫が死んだと思っていたローリーと恋仲になっていた。
その事実を隠し、彼らは協力しながら疫病の研究をしている疾病センターへと向かう。



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アンドリュー・リンカーン、サラ・ウェイン・キャリーズ 他

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 1部は世界観と登場人物の紹介といったところでしょうか。
ゾンビに襲われ、戦車に籠城していたリックを無線で誘導して助けたのが東洋人のグレン。
そして、荒くれ者で傲慢で皆の嫌われ者のメルルの弟ダリル。
ダリルなどはメルルを手錠に繋いだまま逃げてしまった事をなじりまくるだけの教養もモラルもないチンピラといった感じで、まだキャラクターがさだまっていない気がします。

 彼らは今後思わぬ戦力となりますが、おそらく平和な時代では成功とは縁のない生涯を送るか、犯罪者になるのが関の山だったでしょう。ある意味、この崩壊した世界は彼らに「生きる意味」を与えたのかもしれません。
 特に臆病者のグレンなど平和な世界ではあの勝気なマギーのような女性に相手にされなかったかも。

 そして、注目すべきはリックが生きていた事を知らずローリーと恋仲になってしまった親友のシェーン。
 生き残るためには少数を犠牲にしなければならないとするシェーンとできるだけ多くの意見を尊重したいとするリックとの価値観は時たまぶつかり、その後の破滅を予感させます。
おそらく、平和だったら何の問題もなかったのでしょうね。

 リックのように世界が変わっても自分を見失わず、信念を貫き通そうとする人間、シェーンや総督のように仲間の為に心を鬼にする事も必要だと考える者、単に自分の欲望のみに忠実に動く者、と、崩壊した世界は様々な人間の思惑がぶつかり合い、登場人物達はある意味ゾンビとの闘いより困難な闘いを強いられます。

 果たして、人類の存亡の危機に瀕し、政府も機能しなくなった時、ドラマのように助け合って生きる事ができるのでしょうか。アメリカでは、ハリケーンの時、政府が機能しているのにも関わらず、暴動や火事場泥棒が起こりました。
 東北の震災では大した困難も起こらず、協力し合う日本人達が世界から称賛されましたが、果たしてこのドラマのように理性的に行動できるかはなはだ疑問です。
 私なら彼らのように強く生きる事はできません。生きる事をあきらめた自殺者が多数登場しますが、私も早い段階で自殺するかも。こんな世界で生きていても仕方がないから。
 
 
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